鋼材業界用語集 STEEL INDUSTRY GLOSSARY
知っているようで知らない材料用語や、鋼材購入のときに知っていると便利な知識など、現在約600単語を掲載しています。新人教育などにもご利用いただき、好評を頂いております。なお、あくまで弊社の社内教育用の資料を公開しているものなので、内容の精度については自己責任でご利用下さいますようお願いいたします。大勢の方に役立てていただけるとうれしいですが、無断転載はご遠慮ください。
あ行
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アーク溶接 (あーくようせつ)
アーク溶接とは、「被覆アーク溶接」、いわゆる溶接棒を使う手棒溶接のことを指します。溶接棒は比較的短いためしばしば短くなった溶接棒を交換する必要があり、大量に溶接を行うには、溶接材のワイヤーもシールド材のガスも連続的に長時間供給できる「半自動溶接(自動アーク溶接)」のほうが能率は圧倒的に高いです。
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アースクリップ (あーすくりっぷ)
アースクリップとは、溶接する時にアースをとるためのクリップ(はさむところ)のこと。アースを取る、とは溶接するものに溶接機の出力線を接続して通電するようにすることで、これをしないとアークが発生しないため溶接できません。
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R (あーる)
Rとは、 1. 半径いくつと表すことのできる曲線のこと。または曲線加工のこと。「ここはRをつけます」、「R20で切ります」のように使います。 2. 熱処理無しという意味の記号。Rを丸で囲んで「まるあーる」とも表します。Roll(ロール)の頭文字で、「圧延のままで熱処理していない状態(as Roll)」という意味です。
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R開先 (あーるかいさき)
R開先とは、直線部でなく、曲線部に対して取っていく開先のこと。
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アイボルト (あいぼると)
アイボルトとは、頭部がリング状になっているボルトで、フックやロープを掛けて重量物を吊り上げるために使われます。
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相見積もり (あいみつもり)
相見積もりとは、複数社に見積もり依頼をして比較すること。現在では一般的な行為とされていますが、以前は受注側に対して失礼な行為と認識されるケースもありました。
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青い板 (あおいいた)
青い板とは、表面のスケールが青みを帯びている板。電炉品、高炉品を問わずメーカーによって青い板、赤い板どちらかの傾向があります。
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あおりを切る (あおりをきる)
あおりを切るとは、平ボディ車の荷台の周囲を囲む部分をアオリと言い、荷物の積み下ろしをしやすい状態にするためにロックを外してアオリを倒すことを「アオリを切る」と言います。
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赤い板 (あかいいた)
赤い板とは、表面のスケールが赤みを帯びている板。電炉品、高炉品を問わずメーカーによって青い板、赤い板どちらかの傾向があります。 錆びているわけではなく、品質としては全く問題ありませんが、使用用途によっては見た目の問題で「赤い板で切らないでください」という要望の注文が稀にあります。
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秋需 (あきじゅ)
秋需とは、時期的に建築作業に適していることなどから、秋になると建設物件向けなどが伸び、全体の需要を押し上げることから、「秋季の需要」、略して「秋需」として一般的に好況が期待されます。
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足 (あし)
足とは、半リング、分割リングの接合部に付加する削りしろのことをこう呼ぶ場合があります。
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頭落とし (あたまおとし)
頭落としとは、巾断ちのときに火を入れる端部をはじめにトレーサーで切り落とすこと。もしくは巾断ちした製品の切り終わりの端部をポーターで切断して製品にすること。
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頭出し (あたまだし)
頭出しとは、製品の分納時の、最初の納品のことです。
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厚板 (あついた)
厚板とは、板厚6mm以上の鋼板。上は50mmくらいまでを指す場合や、150mmくらいまでを指す場合があります。
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圧延 (あつえん)
圧延とは、鉄鋼材料の生産工程の一つで、複数のローラーの間で金属材料に力を加えて成形することです。「圧延」、「圧延機」、もしくは製鋼所の圧延設備一式のことを「ミル(mill)」と呼びます。圧力が加わることで、内質を整える目的もあります。「熱間圧延」とは材料を加熱して圧延することで、「冷間圧延」とは加熱せずに圧延することです。
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圧力 (あつりょく)
圧力とは、押しつける力のことで、固体、液体、気体すべてに関わります。溶断作業においては溶断時の酸素の圧力が重要です。正しく調整することで良好な溶断面が得られます。
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アトラ (あとら)
アトラとは、日東工器社の鉄工用マグネットドリルの製品名
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穴 (あな)
穴とは、 1. 溶断製品の中抜きのこと(「穴有り、穴無し」などと言います。) 2. 二次加工のキリ穴のこと
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穴あけ (あなあけ)
穴あけとは、 1. 製品として使用するためのキリ穴加工のこと。 2. 溶断するときの下穴をあける作業のこと。
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穴ピッチ (あなぴっち)
穴ピッチとは、 ピッチというのは隣り合った二つのものの間の長さのことなので、穴と穴の中心同士の距離を意味します。穴同士の一番近いフチ同士の距離ではありません。
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ABREX (あぶれっくす)
ABREXとは、日本製鉄株式会社ブランドの耐摩耗鋼で、2012年に立ち上げられました。摩耗に強く、溶接性に優れているのが特徴です。
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アロライザー (あろらいざー)
アロライザーとは、液化プロパンガスを強制気化させるための装置です。気温が低かったり、多くの流量を必要とするときに、自然気化では間に合わないのでこれが使用されます。別名LPGベーパライザー。
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アングル (あんぐる)
アングルとは、形鋼の一種。断面がLの形になっているものです。
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アンコイラー (あんこいらー)
アンコイラーとは、コイル状に巻かれた鋼板などの材料を繰り出す装置のことです。
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安全ゴーグル (あんぜんごーぐる)
安全ゴーグルとは、保護メガネとは、飛来物等から眼を守るためのもので、安全面を配慮して製造してあるもののこと。「保護メガネ」。
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安全帯 (あんぜんたい)
安全帯とは、高所作業の際に使用する、落下転落事故防止用の安全器具。
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安全弁 (あんぜんべん)
安全弁とは、 圧力容器の圧力が高まりすぎて破損しないために、一定以上の圧力になると弁が開いて圧力を逃がすための仕組み。
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異形棒鋼 (いけいぼうこう)
異形棒鋼とは、いわゆる鉄筋のこと。コンクリートの付着性を上げるための凹凸を表面につけた丸棒です。
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井桁に組む (いげたにくむ)
井桁に組むとは、製品などを積むときに、漢字の「井」の字のように縦横に組み合わせて崩れにくくすること。
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板厚 (いたあつ)
板厚とは、板の厚みのことです。板のサイズは板厚x巾x長さで表します。例えば板厚50mmで巾100mm、長さ200mmの寸法切りが2枚であれば、「50 × 100 × 200 - 2」のように表記します。
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板取り (いたどり)
板取りとは、溶断するとき、母材に製品をどう配置するか、どう組み合わせるか、取り方を考えること。「ネスティング」。これによって歩留まりの良し悪しが決まるので重要です。
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1F (いちえふ)
1Fとは、1面フライスの略。直方体6面のうち、1面のみをフライス盤で切削することを言います。
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1個単価 (いっこたんか)
1個単価とは、鉄鋼製品の単価形式のひとつ。1個当たりいくら、という形式。
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一車分 (いっしゃぶん)
一車分とは、「トラック一台分(の重量)の荷物」の意味。実際はトラックのサイズには3トン車、4トン車、8トン車、10トン車などがあります。「一車分の重量になるように調整する」のように使います。
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一発なめる (いっぱつなめる)
一発なめるとは、溶断面や板厚面を機械加工で少しだけ削って整えるという意味。寸法精度を上げるというより、穴やタップ加工の精度を出したり、溶接するときに相手側とぴったり合わせるために溶断面の倒れを整えたりする目的なので、黒皮(溶断面)が残ってもよい場合もあります。そのため、削りしろが通常の部分より少なめだったりします。「ここは一発なめるだけなので黒皮が残っても問題ないので2mmしか付いていません」のように使います。「一発ひく」と同じ意味で使う場合と、もっと加工度合いが軽い場合があります。
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一発ひく (いっぱつひく)
一発ひくとは、溶断面や板厚面を機械加工で少しだけ削って整えるという意味。寸法精度を上げるというより、穴やタップ加工の精度を出したり、溶接するときに相手側とぴったり合わせるために溶断面の倒れを整えたりする目的なので、黒皮(溶断面)が残ってもよい場合もあります。そのため、削りしろが通常の部分より少なめだったりします。「ここは一発ひくだけなので黒皮が残っても問題ないので2mmしか付いていません」のように使います。「一発なめる」と同じ意味で使う場合と、1Fを指す場合があります。
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一般形鋼 (いっぱんかたこう)
一般形鋼とは、基本的には形鋼と同じ意味で使用されることが多いです。形鋼とは、H鋼、アングル、チャンネル、異形棒鋼など、H形やL形などの一定の断面形状で作られた、細長い鋼材の総称です。角パイプや丸パイプもこれに含まれます。サイズはそれぞれ規格で決まっており、土木建築用途をはじめとしていろいろな用途で使用されます。
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鋳物 (いもの)
鋳物とは、金属を溶かして型に入れて固めて形状を作ったもの。すなわち「鋳造」で作られた製品。
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インゴット (いんごっと)
インゴットとは、金属を精製して目的に合わせたサイズや形状に鋳造した塊にしたもので、日本語では鋳塊(ちゅうかい)と呼ばれます。特に鉄鋼の場合は鋼塊と呼ばれ、圧延、鋳造、押出しなどの各工程に供給されます。
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員数 (いんずう)
員数とは、製品の個数、枚数という意味です。例えば「50 × 100 × 200 - 2」であれば、員数は2枚ということです。
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インチング (いんちんぐ)
インチングとは、主にクレーンの動作(操作)で、少し動いては止まり、少し動いては止まりの繰り返しをする動作。上げ下げや、目的地直前で合わせる時の動作です。
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ウェブ (うぇぶ)
ウェブとは、H型鋼、I型鋼、溝形鋼といった鉄骨部材の構造で、フランジに挟まれる板です。せん断力を負担する部分です。Hという文字でいうと横棒の部分です。
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ウォータージェット (うぉーたーじぇっと)
ウォータージェットとは、水にガーネットサンドという砂を混ぜて、高圧で噴射することによる切断方法。金属以外でも切断できる利点がありますが濡れてしまうのがデメリットです。
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薄板 (うすいた)
薄板とは、板厚3mm未満の鋼板。
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薄板三品 (うすいたさんぴん)
薄板三品とは、鉄板の主要商品である、熱間圧延鋼板・冷間圧延鋼板・表面処理鋼板(亜鉛めっき鋼板など)の3つの品種をまとめた呼び方。
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内R (うちあーる)
内Rとは、溶断においては内カドに付ける(付く)Rのことです。内Rをつけずに直角に曲がると、特に板厚が厚くなるほど下部で製品にキズがつきやすくなります。これを防ぐ目的で、必要十分なサイズのRを付けて切断します。
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埋める (うめる)
埋めるとは、「溶接で肉盛りする」という意味で使います。
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裏当て金 (うらあてがね)
裏当て金とは、溶接不良が起こらないように、完全溶け込み溶接を行う裏面に取り付ける仮設プレートのことです。
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裏開先 (うらかいさき)
裏開先とは、板を置いたときに上側になる辺でなく、下側になる辺の開先を取る作業を指します。(図面上で製品の裏側であっても、製品を裏返して開先を取ることもできるので)
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裏切断 (うらせつだん)
裏切断とは、溶断作業においては図面と裏向きで切断することです。通常の溶断品は、きれいに切れていれば裏返して使用しても問題になるケースが基本的にはないので、歩留まりや切りやすさの目的で行う場合があります。納品時は裏返します。
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上ノロ (うわのろ)
上ノロとは、切断面の上のフチに発生するブツブツのこと。目立つ場合はサンダーで仕上げて出荷します。火口の高さで発生をコントロールします。
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A(熱処理) (えー(ねつしょり))
A(熱処理)とは、「Annealing(アニーリング)」の頭文字で、「焼鈍」の意味です。Aを丸で囲って「まるえー」とも表します。
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ANS (えーえぬえす)
ANSとは、大新技研社製の溶断業界向けのCADソフトの名称です。
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エアーコンプレッサー (えあーこんぷれっさー)
エアーコンプレッサーとは、高圧の空気を作り出す機械です。
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H(熱処理) (えいち(ねつしょり))
H(熱処理)とは、「Heat treatment」の頭文字ですが、日本語では「熱処理」と直訳せず、「調質」の意味で使われます。
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H形鋼 (えいちがたこう)
H形鋼とは、形鋼の一種。断面がHの形になっているものです。通称「H鋼」。
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H鋼 (えいちこう)
H鋼とは、「H形鋼」の通称です。H形鋼とは、形鋼の一種。断面がHの形になっているものです。
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液化酸素 (えきかさんそ)
液化酸素とは、冷却して液化させた酸素です。気体状態に比べて大きく体積が減るので、貯蔵や運搬を効率的に行うことができます。ガス溶断の必需品です。略して「液酸(えきさん)」と呼ばれます。
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エキストラ (えきすとら)
エキストラとは、エキストラとは、一般的なサイズや仕様と異なる場合に発生する追加料金です。鋼材のキロ単価は、ベース単価+規格料+エキストラ で計算します。鋼板の場合、一般的な板厚(ベース厚)より厚くなっていくと増えていく「板厚エキストラ」、製造に手間のかかる極厚品に対してかかる「造塊エキストラ」、標準品より広い巾の板に対してかかる「広幅エキストラ」などがあります。
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エキスパンドメタル (えきすぱんどめたる)
エキスパンドメタルとは、鋼板に切れ目を入れて引き伸ばすことで網のような形状にしたもの。
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SR(熱処理) (えすあーる(ねつしょり))
SR(熱処理)とは、「Stress Relieving」の略で「応力除去」の意味です。
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SSDS (えすえすでぃーえす)
SSDSとは、環境関連書類の一種です。別名「鋼材中の特定化学物質含有情報シート」。規制対象となっている一通りの化学物質すべてについて、それぞれどれだけ含まれているかを記載したものです。鋼材メーカーで用意している場合があります。
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SS400 (えすえすよんひゃく)
SS400とは、一般鋼材であるSS材の一種です。SSとはsteal structureの略で、数字の400は引っ張り強さを表しています。 つまりSS400とは、引っ張り強さの下限が400[N/mm^2]の一般鋼材という意味になります。
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SN材 (えすえぬざい)
SN材とは、建築構造用鋼材。建材用途で耐震性や溶接性を高めるために開発された鉄鋼材料です。SN490Cなど。
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SM材 (えすえむざい)
SM材とは、溶接構造用圧延鋼材。船舶用途で溶接性を高めるために開発された鉄鋼材料で、MはMarineの頭文字です。具体的には溶接しても靭性が悪くなりにくい特徴があります。SS400より引っ張り強さも備えたSM490Aが使われることが多いですが、SM400AやSM400Bなども比較的一般的です。
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SM490A (えすえむよんきゅーまるえー)
SM490Aとは、溶接用の鋼材であるSM材の一種です。SMとはSteal Marineの略で、数字の490は引っ張り強さを表しています。Aの部分は社ルピー衝撃検査の有無を表します。 つまりSM490Aとは、引っ張り強さの下限が490[N/mm^2]の溶接構造用圧延鋼材という意味になります。
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SM490YB (えすえむよんきゅーまるわいびー)
SM490YBとは、JIS G3106で規定されている溶接構造用圧延鋼材です。試験温度0℃において27J以上の衝撃保証のある、引張強さ490/㎜²の鋼材です。
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SK材 (えすけーざい)
SK材とは、炭素工具鋼鋼材。工具鋼のなかでも使用頻度が高く、焼入れ・焼き戻しで硬度が出せる材料で、耐摩耗性にも優れるため切削工具などにも使われます。SK5など。
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エスジーエル (えすじーえる)
エスジーエルとは、鉄に亜鉛+アルミ+シリコン+マグネシウムをメッキしたもの。
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SC材 (えすしーざい)
SC材とは、SC材とは機械構造用炭素鋼鋼材(JIS G 4051)の総称で、強度と加工性のバランスから、機械の重要部品などに使われる鋼材です。 中でも0.42~0.48%の炭素を含むS45Cは使用頻度が高いです。
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SDS (えすでぃーえす)
SDSとは、環境関連書類の一種で「Safety Data Sheet」の略です。別名「安全データシート」。想定しうる一通りの健康被害すべてについて、どの程度のリスクがあるかを記載したものです。鋼材メーカーで用意している場合があります。
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STK400 (えすてぃーけーよんひゃく)
STK400とは、一般構造用パイプです。いわゆる「丸パイプ」「丸鋼管」と呼ばれる鋼材です。
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S25C (えすにーごーしー)
S25Cとは、SC(機械構造用炭素鋼材)材の一種です。Sはsteel(鋼材)の略で、数字の25は炭素含有量区分です。Cはcarbon(炭素)の略です。つまりS25Cとは、炭素含有量区分『25』(0.25%前後)の機械構造用炭素鋼材という意味になります。
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SPH (えすぴーえいち)
SPHとは、熱間圧延したコイル材。
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SPHC (えすぴーえいちしーC)
SPHCとは、SPHのうち一般用途規定されている材料で、炭素量がもっとも多い板材。
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SPCC (えすぴーしーしー)
SPCCとは、冷間圧延鋼板。別名「ミガキ材」「圧延材」「コールド」。板金加工の場面で使用されることも多いです。
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SPV (えすぴーぶい)
SPVとは、金属板に適した強粘着力タイプの表面保護材。色は白。テープ状のものやシート状のものがあります。
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SB410NSR (えすびーよんいちまるえぬえすあーる)
SB410NSRとは、ボイラー用鋼板の一種です。SB410にノルマ(N)と応力除去(SR)の熱処理を施したものを指すので、素材としてはSB410と同じものです。
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Sファブ (えすふぁぶ)
Sファブとは、ファブリケーターのグレードのひとつで、Sグレードファブリケーターの略です。「ファブリケーター」を参照。
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S45C (えすよんごーしー)
S45Cとは、SC(機械構造用炭素鋼材)材の一種です。Sはsteel(鋼材)の略で、数字の45は炭素含有量区分です。Cはcarbon(炭素)の略です。つまりS45Cとは、炭素含有量区分『45』(0.45%前後)の機械構造用炭素鋼材という意味になります。
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X・Y (えっくす・わい)
X・Yとは、縦方向と横方向の座標のことです。NC溶断機では、レールとX軸が平行、Y軸が垂直になる方向です。CADの画面ではX軸が横方向、Y軸が縦方向です。
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エッジ (えっじ)
エッジとは、溶断した上面のフチのこと。ブツブツがあまり出ないよう、エッジが溶けすぎないよう、切断条件を適切に調節して切断します。
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エッジのダレ (えっじのだれ)
エッジのダレとは、溶断品の上部のエッジが溶けてしまっている状態。切断条件を調整することで防ぐ。中村機材の溶断品では高評価をいただいている要素の一つ。
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HS (えっちえす)
HSとは、スクラップの種別で「ヘビースペシャル」の略。「電特A」と同分類です。厚板の溶断スクラップはこれに該当します。
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N(熱処理) (えぬ(ねつしょり))
N(熱処理)とは、「Normalizing(ノルマライジング)」の頭文字で、「焼きならし」の意味です。
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NC (えぬしー)
NC(numerical control)とは「数値制御」という意味です。溶断機のトーチの動きや切断酸素のON/OFFなどの命令を数値で表した、暗号のような加工データのことを、NCデータと呼んでいます。NCデータを略して「NC」と呼んだりします。
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エンドミル (えんどみる)
エンドミルとは、側面の刃を使って、横方向に切削したり、溝の加工をしたりするための工具です。ドリルに似ていますが、先端には切削能力が無いので穴あけ加工には使用しません。
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オーバーロール (おーばーろーる)
オーバーロールとは、製鋼所での生産時に、オーダー量が最小ロットより少なかったり、計画より歩留が良かったりすると、オーダー量より多く製品ができてしまいます。この余分に生産された製品をオーバーロール(品)と呼びます。そのため、常に流通しているものではありません。割安な場合が多いですが、基本的に品質は一級品と変わりません。
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横行 (おうこう)
横行とは、クレーンの動きの方向の言い方で、天井走行クレーンがランウェイに沿って走る動きの方向を「走行」、ホイストがクレーンガーダーの上を走る動きの方向を「横行」と言います。
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応力除去 (おうりょくじょきょ)
応力除去とは、結晶組織の調整をすることで内部の応力を除去するための熱処理です。基本的にはいわゆる焼鈍処理を充分にすることで応力を除去することができます。「焼鈍」を参照。
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大板 (おおいた)
大板とは、溶断作業においては、まだ大きく残っている溶断母材をこう呼ぶことがあります。
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大波 (おおなみ)
大波とは、板の平坦度の曲りのうち、波の間隔が比較的広いものを言います。
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置き場渡し (おきばわたし)
置き場渡しとは、受け渡し方法の種類のひとつ。買い手(もしくは受け取り手)が売り手のところまで製品を取りに来る形式。
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帯鉄 (おびてつ)
帯鉄とは、荷の固定、梱包に使用する帯状の鉄バンドです。関連する道具としては、帯鉄を締める工具を引き締め機、カシメる工具をパンチ、締まった帯鉄を結束する小さな鉄板を折り曲げたような部品をシールと言います。
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オフセット (おふせっと)
オフセット(offset)とは、「補正、埋め合わせ、相殺」などの意味で、基準となる位置からの距離の差のことです。もしくは基準となる線から一定の距離離れた線を引くCADの機能。作図で「2mmオフセットを付ける」と言うと、元の形状から2mm離れた位置に線を引くことです。
か行
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カーフ (かーふ)
カーフとは、溶断では「切断カーフ」のことを指します。JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、「切断カーフ」の定義は「熱切断によってできた溝の幅」となっています。つまり、「カーフ」、「カーフ量」とは火口の番手ごとの、切断によって材料が吹き飛ばされる幅のことです。「切り幅」とも言います。
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開先 (かいさき)
開先とは、JISの定義では「溶接する母材間に設ける溝」となっていますが、溶断の世界では、板の端部を斜めに面取り切断すること全般を言います。いろいろな形状の開先があります。「開先を取る」と言います。
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開先アタッチメント (かいさきあたっちめんと)
開先アタッチメントとは、吹管の火口に付ける所にこれを装着する事によって火口の向きを変える事ができる道具。
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ガウジング (がうじんぐ)
ガウジングとは、英語で"gouging"とは「穴をあける、くりぬく、はつる、えぐる」などの意味があります。溶断作業においては、ファイアランスを使って極厚鋼板に下穴をあける作業や、ガウジングバーナーを使って溶かし切ることを指します。
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価格転嫁 (かかくてんか)
価格転嫁とは、仕入れ価格の上昇を販売価格にも反映すること。世間相場や予算計画や販売先へのアナウンスの都合、在庫状況や競合他社との兼ね合いで、仕入れ価格の上昇とタイミングや金額がずれることもあります。
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角穴 (かくあな)
角穴とは、長方形、もしくは正方形の形状の穴のこと。
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角形鋼管 (かくけいこうかん)
角形鋼管とは、いわゆる角パイプのことです。
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角鋼 (かくこう)
角鋼とは、断面が正方形の細長い形状の形鋼の一種です。
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角算定 (かくさんてい)
角算定とは、鋼板の重量計算で、四角い形状でないものをその形状が入る最小の四角形の板の重量で計算すること。スクラップ引取の値引き分を計算しないという意味や、切断工賃を加えないという意味も含まれます。
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角リング (かくりんぐ)
角リングとは、溶断品の一般的な型切り形状のひとつ。外周が長方形もしくは正方形で、センターに角穴があいた形状。
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カス (かす)
カスとは、溶断品の下部に付着したスケールのこと。
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ガス穴 (がすあな)
ガス穴とは、ガス溶断で切断した穴のこと。主に小さめの丸穴について、「ここはキリ穴でなくガス穴でもOKです」のように使われます。
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カス取り (かすとり)
カス取りとは、溶断品の下部に付着したスケールを除去すること。
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数もの (かずもの)
数ものとは、員数が多い注文、製品のことを「数もの」と呼んだりします。「数ものなので、精度を保ちながらも効率の良い切断方法を工夫する」のように使います。
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ガス溶断 (がすようだん)
ガス溶断とは、金属を熱して、そこに高圧の酸素を吹き付けて金属を連続的に燃焼させ、その炎を進めていくことで切断する技術です。酸化反応で切断するため、酸化する鉄であれば板厚1メートルであっても切断可能です。中村機材ではプロパンガスと高圧酸素を使用した極厚鋼板のガス溶断を専門にしています。
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ガセットプレート (がせっとぷれーと)
ガセットプレートとは、鋼板から製作される鉄骨梁の接合部材のひとつで、小梁と大梁を接合するプレートのことです。「GPL」と略記されます。
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型 (かた)
型とは、「型切り」の略。「型の場合は少し時間がかかります」のように使います。
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型紙 (かたがみ)
型紙とは、フィルムなどで作成する、トレース用の原寸大の型紙のこと。「トレース」を参照。
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片側開先 (かたがわかいさき)
片側開先とは、ある辺の裏か表どちらかだけの開先を取ること。
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型切り (かたぎり)
型切りとは、寸法切り、丸切り、リング切り以外の形状の溶断品のこと。
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型切り機 (かたぎりき)
型切り機とは、型切りが可能なポータブル溶断機です。薄い鉄板などで型を用意し、その外周をマグネットのローラーがなぞっていく動きの通りに切断トーチが動いて切断します。
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形鋼 (かたこう)
形鋼とは、H鋼、アングル、チャンネル、異形棒鋼など、H形やL形などの一定の断面形状で作られた、細長い鋼材の総称です。角パイプや丸パイプもこれに含まれます。サイズはそれぞれ規格で決まっており、土木建築用途をはじめとしていろいろな用途で使用されます。
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片肉 (かたにく)
片肉とは、ある面に付加する削りしろの意味。例えば仕上がり寸法がφ300の穴の溶断寸法をφ290にした場合、「削りしろを片肉5mm付けた」と言います。「削りしろを5mm付けた」だと、片側5mm付けたのか両側で5mm付けたかわからない(仕上がり寸法がφ300なのかφ295かわからない)ので、「片肉」と伝えれば誤解がありません。
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片パス (かたぱす)
片パスとは、コンパスに似た道具。測りたい物の外周から円状に罫書を入れる道具です。片側は罫書針で、もう片側は内側に当てられるようになっています。
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片門型 (かたもんがた)
片門型とは、溶断作業では主に片門型クレーンのことです。門型が門の字のように両足で床のレール上を走行する形状なのに対して、片門型は足の一方が床のレール上を、もう一方が壁面のレール上を走行する構造です。 門型でない、アームが片側に伸びた形状の溶断機を指す場合もありますが、溶断機の場合は壁面のレールを走るわけではないので本来は「片袖型(かたそでがた)」という呼び方が適切です。
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カットティー (かっとてぃー)
カットティーとは、定尺のH鋼をカットして、断面がアルファベットのT形状になるように製作した部材のこと。
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カップリング (かっぷりんぐ)
カップリングとは、ワイヤーとリングやサルカンに接続する吊り具の部品の名称です。
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角R (かどあーる)
角Rとは、製品のカド部をR形状に切り落とした形状のこと。
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角カット (かどかっと)
角カットとは、製品のカド部を直線で斜めに切り落とした形状のこと。Cカットも含みます。
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カドが流れる (かどがながれる)
カドが流れるとは、特に極厚の溶断品のカドの部分で、上部に比べて下部が遅れているような形状のこと。切断条件を調整することである程度防げることがある。中村機材の溶断品では高評価をいただいている要素の一つ。
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ガバリ (がばり)
ガバリとは、中村機材では、トレース用の型紙を抑えるための透明な大きいアクリル板のことをこう呼んでいます。なお、一般的に使用される「ガバリ」という言葉はフィルムや金属板で作った形状確認の道具のことで、つまり型紙そのもののことを指します。「実物大型取り工具」という意味の「gabarit」というフランス語が語源です。
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亀の子 (かめのこ)
亀の子とは、ポータブル溶断機、もしくはその台車の通称です。
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カメラ (かめら)
カメラとは、溶断においては、トレース用の赤外線カメラのこと。「トレース」を参照。
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カラーチェック (からーちぇっく)
カラーチェックとは、「浸透探傷試験」の通称です。浸透探傷試験とは、溶接の欠陥や材料の割れなどを検査する道具(作業)です。洗浄液、造影液、投影液の三種類で構成されています。洗浄液で検査したい部分を洗浄した後、造影液をぬり、再び洗浄液で洗浄した後、投影液をかけると造影液がにじみ出てきて、欠陥箇所がわかる仕組みです。昔と違い、今はスプレータイプで手軽に検査できるようになっています。PT(Penetrant Testing)とも呼ばれます。
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ガルバリウム鋼板 (がるばりうむこうはん)
ガルバリウム鋼板とは、亜鉛合金メッキ鋼板の名称で、鉄に亜鉛+アルミ+シリコン+アルミニウムをメッキしたもの。屋根材などに使用されます。
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革手 (かわて)
革手とは、革手袋の略。主に溶接作業に使用します。
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機械加工 (きかいかこう)
機械加工とは、寸法精度を上げたり、機械加工でないと作れない形状にしたり、見栄えをよくしたりする目的で、機械的に切削して加工すること。厚板溶断品は機械加工されて使われることが多いです。フライス盤、旋盤、ボール盤、マシニングセンターなどの加工機械が使われます。
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規格 (きかく)
規格とは、 1. SS400、S25Cなど、鋼材の種類。 2. 標準としての定めという意味。特に工業製品の寸法・形・質などについて定めた標準。
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規格料 (きかくりょう)
規格料とは、SS400、SM490A、SM400Bなど、鋼種毎に各メーカーが決めているエキストラ(1kgあたりの追加料金)です。例えば高炉品のSS400の規格料は1.3円/kgが一般的です。SM490Aなどは、板厚ごとに規格料が変動します。鋼材のキロ単価は、ベース単価+規格料+エキストラ で計算します。
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キズ (きず)
溶断品に付くキズとしては、切断時のノッチ、吹き返しのキズ、切り終わったときに製品が傾いて切断炎と接触して付くキズ、材料表面の物理的な凹みやひっかき傷などがあります。母材の刻印もキズと見なされることがあるので注意が必要です。キズについては基本的には溶接で肉盛り補修して出荷しますが、注文の仕様により溶接補修が不可の場合もあります。
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逆励磁 (ぎゃくれいじ)
逆励磁とは、電磁石をOFFにしても、すぐに荷が離れない場合があります。リフティングマグネットの機能のひとつである逆励磁とは、ボタンを押すと逆電圧が瞬時通電され、 荷に残った磁力(残留磁気)を消去して荷を離れやすくするものです。
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CAD (きゃど)
CADとは、computer-aided designの略。コンピュータ支援設計とも訳され、コンピュータを用いて設計をすること、あるいはコンピュータによる設計支援ツールのこと(CADシステム)。 中村機材ではANSという溶断業用のCADソフトを、図面の閲覧、部品データの作成、型紙の作成、NCデータの作成に使用しています。
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キャンバー (きゃんばー)
キャンバーとは、切断の熱で発生する、製品の左右方向への曲り。多本トーチで巾断ちした場合は、板の外側に面しているものほどキャンバーが大きくなる傾向があります。
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矯正 (きょうせい)
矯正とは、「曲り取り」とほぼ同じです。曲り取りとは、溶断などの加工の熱や物理的な力で曲がった鋼材の曲りを取ることです。熱処理やプレス矯正により行われます。
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キリ (きり)
キリとは、穴をあけるためのらせん状の刃物です。「キリ」を取り付けて使う道具が「ドリル」です。「キリ」のことを「ドリル」と呼ぶこともありますが本来は誤りです。
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キリ穴 (きりあな)
キリ穴とは、キリで開けた穴。
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切板 (きりいた)
切板とは、溶断した鋼板のこと。溶断品。
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切り欠き (きりかき)
切り欠きとは、製品の形状で、外周もしくは内周の一部が切り欠いたようにへこんでいる部分のこと。
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切り込み (きりこみ)
切り込みとは、 1. 溶断時の「切り込み」とは、走りから製品に入るところのことを指します。「切り込み」と「切り逃げ」を適切に設定して、製品に傷を付けず、仕上げ時の削り作業が多くなり過ぎない適度なサイズの「ヘソ」を作ることが必要です。 2. 丸板などの切り込み。穴の切断時に走りを長くすると製品に傷を付けにくく安全に切断できますが、引き取った中抜きスクラップを材料として使う場合に取れるものが小さくなるので板厚に応じて適切な距離を設定します。
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切り逃げ (きりにげ)
切り逃げとは、溶断時の「切り逃げ」とは、製品を切り終わって切断線が製品から外に出るところのことを指します。「切り込み」を参照。
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切り幅 (きりはば)
切り幅とは、「カーフ」、「カーフ量」と同じです。カーフとは、溶断では「切断カーフ」のことを指します。JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、「切断カーフ」の定義は「熱切断によってできた溝の幅」となっています。つまり、「カーフ」、「カーフ量」とは火口の番手ごとの、切断によって材料が吹き飛ばされる幅のことです。「切り幅」とも言います。
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キルド鋼 (きるどこう)
キルド鋼とは、溶鋼の中にアルミニウムなどを加えることで溶鋼中に含まれている酸素を除去して鋳込んだ鋼塊から作った鋼材のことです。 酸素を充分に除去してあるため、固まるときにガスの放出がなく死んだように静かに凝固するのでキルド(killed)鋼と呼ばれます。脱酸していないリムド鋼に比べて気泡がなく組織がほぼ均一で材力が高いため、高級鋼や合金鋼に使用されます。
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キロ単価 (きろたんか)
キロ単価とは、鋼材の1キロあたりの単価のことです。相場、鋼種、板厚によって変わりますが、ベース単価+規格料+エキストラ で計算します。
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ギロチンシャー (ぎろちんしゃー)
ギロチンシャーとは、大型のプレス式の剪断機械で、金属や樹脂系の廃棄物などを処理するときに使用されます。
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食い違い (くいちがい)
食い違いとは、切断中に製品が動いたり変形したりして、切り込み・切り逃げの位置で製品の外形がずれること。幅の細いリング形状などは特に発生しやすいので注意が必要です。
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楔 (くさび)
楔とは、V字形にとがった木片・鉄片。木石を割り広げたり、重い物を押し上げたり、物のつぎ目に打ってとめたりするのに使います。また、車の心棒(しんぼう)の端に打ち、輪がはずれないようにするものを指します。
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グラインダー掛け (ぐらいんだーがけ)
グラインダー掛けとは、グラインダーを掛けること。「サンダー掛け」と同じ意味で使われることが多いです。
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クラック (くらっく)
クラックとは、割れの事。材料の温度変化や内質による不具合、振動、摩耗により割れてしまった状態の事です。
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クラブ (くらぶ)
クラブとは、クラブトロリの略です。クレーンの横行するワイヤの巻き上げ機を指します。
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グリース (ぐりーす)
グリースとは、固形の油の事。揮発性が極めて低く、粘度が固い潤滑油を指します。グリスとも言います。回転部分などの潤滑に適しています。
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クリアランス (くりあらんす)
クリアランスとは、穴や溝の形状に、何かを通したりはめたりするとき、お互いの寸法にどれだけ余裕を見ているかを示します。「隙間」「余裕」「ゆとり」の意味。「板厚150mmでφ121のガス穴にφ120の丸棒を通すのはクリアランスが足りません」のように使います。
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グレード区分 (ぐれーどくぶん)
グレード区分とは、「鉄骨製作工場認定制度」によって定められた、ファブリケーター(鉄骨製作工場)についての評価区分のことを指します。グレードによって、扱うことの出来る建築規模や使用できる鋼材が限られます。グレードにはS、H、M、R、Jの5つがあります。各グレードの名称は、それぞれ、Super、High、Middle、Regular、Juniorの頭文字です。例えばSグレードファブは建築規模や使用鋼材に制限がありませんが、Jグレードファブは建築規模は軒高10mまで、使用鋼材は16mm厚以下の400Nのものに限られます。
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クロ (くろ)
クロとは、表面処理をしていない黒皮の状態の鋼板のこと。
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黒皮 (くろかわ)
黒皮とは、 1. 鋼板製造時に板の表面にできる酸化被膜、ミルスケールのこと。これによって表面に錆が進行するのが多少抑えられます。溶断時に熱されるとパリパリと剥がれ飛ぶこともあります。 2. 切削加工をしないでそのまま製品として使う面、という意味。ミルスケール面だけでなく、溶断面も指すことがあります。「ここは削らず黒皮で使います」のように使います。 3. 黒皮材の略。熱間圧延鋼板であるSPHのことを指します。
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軍手 (ぐんて)
軍手とは、一般には白色の作業用編手袋を言い。左右の区別がなく、丈夫で安価な作業用手袋として用いられます。溶断作業の必需品です。「軍手」は「軍用手袋」の略。熱いものを触るときに、軍手が乾いていれば短時間なら大丈夫なことがありますが、軍手が水で濡れていると熱伝導率が上がるので一瞬触るだけでも火傷することがあるので注意が必要です。
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軽量形鋼 (けいりょうかたこう)
軽量形鋼とは、厚さ4mm未満の薄鋼板を折り曲げ加工した軽量の形鋼。リップ溝形鋼、リップZ形鋼、軽溝形鋼、軽Z形鋼、軽山形鋼、ハット形鋼、軽角形鋼など。建設用部材として柱、梁などに用いられます。
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経路 (けいろ)
経路とは、 1. 通り道のこと。ルート。 2. 「切断経路」の略。切断経路とは、NC溶断機のトーチの動きのプログラムのことです。CADの画面上で線を引いて、人間が見やすい「切断経路図」を作成し、その動きをNCデータに変換して、USBメモリーなどを経由して溶断機に送って動かします。
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経路図 (けいろず)
経路図とは、「切断経路図」の略。切断経路とは、NC溶断機のトーチの動きのプログラムのことです。CADの画面上で線を引いて、人間が見やすい「切断経路図」を作成し、その動きをNCデータに変換して、USBメモリーなどを経由して溶断機に送って動かします。
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罫書 (けがき)
罫書とは、製作図面に従って工作物の表面に加工基準となる線や穴位置などを描く作業です。中村機材ではやすりで薄く削った平型の石筆で、0.5mmの精度を意識してケガキます。
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削りしろ (けずりしろ)
削りしろとは、機械加工で切削するために切断寸法を大きめにした分。肉。
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削る (けずる)
削るとは、「機械加工で切削をする」という意味。「この面は削るので肉が付いています」、「板厚は削らないのでもし母材の平坦度が悪かったら連絡下さい」のように使います。削る箇所は削りしろが残るよう、小さめよりは大きめに切断することが基本になります。
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建機 (けんき)
建機とは、「建設機械」の略。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。具体的には油圧ショベル、クレーン、マイニング重機など。
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建材 (けんざい)
建材とは、建築向け材料のこと。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。
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建産機 (けんさんき)
建産機とは、鉄鋼材料の需要分野である「建設機械」と「産業機械」を合わせた略語。
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原点 (げんてん)
原点とは、NCデータで機械を動かすときのスタート地点、基準点となる座標のこと。
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研磨 (けんま)
研磨とは、一般的には物の表面を滑らかにするために研ぎ、磨くことですが、機械加工においては鏡面に近い仕上げ面粗さを得ようとするときに研磨という言葉を使います。
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ケンマロン(スコッチ) (けんまろん(すこっち))
ケンマロン(スコッチ)とは、スポンジ状の研磨材。溶断作業では溶断機の走行レールを磨くのに良く使います。紙やすりや布やすりと同様に砥粒に番手があり、番手が多くなると細かい砥粒になります。ケンマロン、スコッチブライトは商品名です。
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コークス (こーくす)
コークスとは、製鉄に使われる燃料です。石炭を蒸し焼きして炭素部分だけを残した多孔質の固体で、火力が強く、石炭のままと違い、製鉄に悪影響を及ぼす物質も除かれています。
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コードドラム (こーどどらむ)
コードドラムとは、通称ドラムとも言います。延長コードの事ですが、筒状の芯に延長コードを巻きつけてある物を指します。
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小池酸素工業 (こいけさんそこうぎょう)
小池酸素工業とは、通称「コイケ」。溶断設備メーカーのひとつ。
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コイル (こいる)
コイルとは、メーカーからの出荷時に円筒状に巻いた状態で出荷される薄鋼板です。「コイル」「コイル板」「コイル材」と呼ばれます。レベラーという機械設備で外周から巻きほぐし、複数の上下ロール間を通して、巻きクセをとり平坦にして、板として使用されます。
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コイルセンター (こいるせんたー)
コイルセンターとは、主に鉄鋼メーカーで製造された鋼帯(コイル)を加工する、比較的大規模な流通加工業者のことです。コイルセンターの機能は主に次のようなものです。在庫機能(鉄鋼メーカーとユーザーのあいだでの需給ギャップの調整)、流通機能(鉄鋼メーカーの注文ロットと、末端ユーザーの小口注文のギャップの調整。小売業者としての機能)、鋼材加工機能(コイルを繰り出し、平坦度を整え、幅や長さをカットする)、品質管理機能(疵対策、埃対策、結露対策、寸法精度アップ等。メーカーの最終製品チェック業務を請け負うこともある)。
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合金鋼 (ごうきんこう)
合金鋼とは、添加元素の種類と量によって、用途に合わせた特殊な性質を持たせた鋼です。特殊鋼という言葉のほうが使用されるケースが多いです。
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工作機械 (こうさくきかい)
工作機械とは、産業機械の中で、特にフライス盤や旋盤をはじめとした加工機械のことを指します。
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高周波サンダー (こうしゅうはさんだー)
高周波サンダーとは、サンダーを効率よく使うために、200Vの電源を変換して、通常の電源(100V)より高周波にする事で高回転、高トルクで回すモーターを使用しているサンダー(グラインダー)です。変換機が必要になりますが、とても力強く研削力があります。高周波に変換するので、通称が高周波サンダーと言います。200Vサンダーと同じ。
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高張力鋼板 (こうちょうりょくこうはん)
高張力鋼板とは、普通鋼に比べて、引張り強さが強い鋼材。大型構造物の重量や工費の軽減を目的として使用されることが一般的。High-Tension(高張力)のTENを使って、「JFE-HITEN590」「CK-BESTEN590」などのようにメーカーごとに名称を付けています。540や590や780など、張力の強さを示す後ろの数字が重要です。
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工賃切り (こうちんぎり)
工賃切りとは、自社の材料でなく、お客様から支給された材料を溶断して工賃をいただく仕事のこと。大きな溶断母材を受け取って、そこから製品を切り出すパターンと、受け取った材料の一部を切り取るようなパターンがあります。スクラップや残材を、こちらで処分するか返却するかは、あらかじめ打ち合わせておきます。
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鋼板 (こうはん)
鋼板とは、板状の鋼材の総称です。
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鋼片 (こうへん)
鋼片とは、製鋼プロセスで、転炉で作った鋼を鋼板や棒鋼などの鋼材にしていくために、まず溶けた鋼を固めて次工程で扱いやすい形状にした半製品のこと。スラブ、ブルーム、ビレット、ビームブランク などがあります。
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高炉品 (こうろひん)
高炉品とは、高炉メーカーとは、高炉で鉄鉱石を原料として銑鉄を生産するところから、転炉工程、造塊(鋳造)工程や連続鋳造工程を経て最終製品の製造までを一つの敷地内で行う銑鋼一貫製鉄所を所有する大規模な鉄鋼メーカーです。高炉メーカーで作る製品のことを通称「高炉品」といい、鋼板だと新日鐵住金やJFEスチールや神戸製鋼の板がこれにあたります。
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極厚板 (ごくあついた)
極厚板とは、板厚50mm以上を指す場合や、150mm以上を指す場合などがあります。
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刻印 (こくいん)
刻印とは、 1. 鋼材の表面にチャージナンバーを記載するために刻み込む文字。メーカーによって異なります。表面をへこませてあるので、製品に入るとキズと見なされてNGになる場合があります。 2. 文字などを刻印器で製品表面に刻み込むこと。中村機材ではポータブルの自動刻印器で刻印することが可能です。
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国内材 (こくないざい)
国内材とは、鋼材業界では日本国内で製造された鋼材を指します。仕事によっては国内材を使うことが指定されていることがあります。国内外を問わず、当然メーカーによって品質が違うので、海外で製造される鋼材と比べて一概に品質が良い/悪いかということはありません。
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コック (こっく)
コックとは、弁を指します。配管などで開け閉めする部分。
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5'x10' (ごとお)
5'x10'とは、1524 x 3048のサイズの通称。幅が5尺で長さが10尺という意味です。ちなみに正確には7'x20'の説明同様、尺やフィートとは違う寸法です。
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小波 (こなみ)
小波とは、板の平坦度の曲りのうち、波の間隔が1mや2mなど狭いものを言います。
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五面加工機 (ごめんかこうき)
五面加工機とは、機械テーブルに固定されたワークの、テーブルと接地していない5つの面を加工できる門型の工作機械です。 つまり、工具が上からしか出ないフライス盤と違い、横からも出てくる、もしくは、主軸ヘッドを真横に傾けられる機械のことです。大物加工に有効で、一度ワークをセットすれば、そのまま段取り替えをせずに加工を続けられるので、大きなものであっても高精度の加工ができることが強みです。
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コラム (こらむ)
コラムとは、角パイプのうち、口径が200mm×200mm以上の大きなものを指します。
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コンベックス (こんべっくす)
コンベックス(コンベックスメジャー)とは、「メジャー」の一種で、薄い金属製で凸型に湾曲した断面を持つテープ部分と、テープ先端に取り付けられた爪が特徴です。JIS規格では「直立性に優れた巻尺」と定義されており、巻き取ることができる柔軟性と同時に直立性を確保した鋼製巻尺のことで、おもに建築現場などで用いられることが多いです。英語の “convex” には、計測や測定といった意味はなく、「凸(とつ)状の、凸形の」といった意味で、英語圏ではレンズや鏡に用いられることが多い単語です。なお、JIS規格で定義された正式な名称は「コンベックスルール」で、「ルール(rule)」には、「物差し、定規」という意味があります。
さ行
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サイドブロック (さいどぶろっく)
サイドブロックとは、橋梁免震設計において、免震支承に併設される部材のことです。
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材料 (ざいりょう)
材料とは、 1. 溶断作業においては溶断するための板、母材の意味。 2. 機械加工するための材料、つまり溶断業者からすると製品である溶断品を、加工業者では材料と呼ぶ場合があります。 3. 何かを作るときに使うものの総称。
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材料成り行き (ざいりょうなりゆき)
材料成り行きとは、溶断品の見積もり時、材料が少なく、受注のタイミングによっては足りなくなりそうな場合に、「材料が足りるかどうかはこれからの減り方の成り行き次第です」という意味で「材料成り行きにて」と記載することがあります。
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先が溶ける (さきがとける)
先が溶けるとは、溶断品の鋭角にとがった形状の先の部分が溶けてしまうこと。切断条件を調整することである程度防ぐことができます。中村機材の溶断品では高評価をいただいている要素の一つ。
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割く (さく)
割くとは、溶断作業においては長細いものをできるだけ変形しないように、もしくは複数一度に切断するため、複数のトーチで長手方向を同時に切断すること。「巾断ち」とも言います。
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ザグリ (ざぐり)
ザグリとは、「座繰り」と書きます。機械加工形状の一種で、ボルトや小ねじ類を締める際、すわりを安定させるために、穴の周辺の上面を平らに加工すること。断面にした時に段のある形状です。
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差し金 (さしがね)
差し金とは、ステンレスや鋼、真鍮などの金属製で目盛りがついており、長さや直角を測ったり、勾配を出したりするのに使われる工具の一種。L字型をしており、両方の辺(長手と短手)の外側と内側に目盛りがある。 「指矩」とも書きます。まがりかね、かねじゃく、指金、差金、曲尺とも呼ばれます。
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SUS304 (さすさんまるよん)
SUS304とは、耐⾷性に優れ、光沢があり強度も強く、加⼯性に優れた、最も多く使用されるオーステナイト系の非磁性ステンレス素材。表面の種類によって、SUS304 2B(適当な光沢をあたえるために酸洗い処理のあと軽く冷間圧延したもの)、SUS304 No.4(2B材を150〜180番研磨したもの)などのように区別されます。
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錆 (さび)
錆とは、金属の表面が空気や水に触れて生ずる、酸化物などの化合物。厚板溶断品の場合、加工時に炎と水にさらされるのである程度の錆は仕方ないですが、材料自体の錆があまりに多い場合は不良品となる場合もあります。
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左右勝手違い (さゆうかってちがい)
左右勝手違いとは、例えば車の左右にひとつずつ取り付く部品など、鏡に映したような形状を「左右勝手違い」「左右勝手反対」と言います。ただし、見る向きを変えればもう一方と同じになる場合は勝手違いとは言いません。通常の溶断の一次切りでは、裏返せば同じ形になるので左右勝手違いは意識しないでいいことが多いですが、開先を取る場合は向きが逆になるので注意が必要です。
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左右対称 (さゆうたいしょう)
左右対称とは、ひとつの部品の形状で、真ん中に鏡を置いたように左右が同じ形であること。
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サラ板 (さらいた)
サラ板とは、手つかずの溶断母材のことです。
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サルカン (さるかん)
サルカンとは、ワイヤーなどのほつれやよれを解消する部品の名称。360°以上何回転でもできる為、ワイヤーのよりを崩す事が無いように使われます。中村機材では安全のために全てのハッカーに取り付けています。ちなみに釣り具においても、糸のより戻しで使う物を指します。
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産機 (さんき)
産機とは、「産業機械」の略。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。具体的にはプレス機や切断機などを指します。
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30度の開先 (さんじゅうどのかいさき)
30度の開先とは、一般的には開先の角度が垂直から30度倒れた形状を指します。水平から30度傾いているような寝た開先は指しません。
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散水 (さんすい)
散水とは、溶断機の機能の一つ。溶断中に製品を冷却して変形を抑えて精度を出すために、適量の水を出す機能です。ホースにシャワーヘッドなどをつけて手作業で行うこともあります。
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酸洗 (さんせん)
酸洗とは、鋼材表面の黒皮(酸化鉄の皮膜)を酸液で除去すること、もしくは酸洗い処理をした材料。酸洗材。SPHC。
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酸素 (さんそ)
酸素とは、溶断時には、予熱酸素と切断酸素として使用されます。支燃性ガス。酸素自体は燃えませんが、可燃性ガスの燃焼に必要です。酸素の消費の際に器具類に油脂など可燃物が付着していると発火する恐れがあります。
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サンダー (さんだー)
サンダーとは、鉄や木材などの表面・断面・角を研磨して滑らかにするために使う電動工具の総称ですが、鉄鋼業界では円盤状の砥石を回すいわゆるディスクグラインダーを含めたポータブル電動工具の名称として使われることも多いです。研削砥石や切断砥石、バフなど、取り付ける砥石によって使用方法も変わります。
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サンダー掛け (さんだーがけ)
サンダー掛けとは、サンダー(グラインダー)を掛けること。グラインダー掛け。溶断品の仕上げ作業では必要に応じてヘソと上下面のエッジをサンダー掛けします。
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3mサシ (さんめーたーさし)
3mサシとは、3mの長さの直尺。寸法を測ったり罫書にしようするだけでなく、中村機材では立てて置いて隙間を図ることで、板の曲がりの計測によく利用しています。
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C (しー)
Cとはchamfer(チャンファー)の頭文字で、一般的には45度のカドカットのこと、またはその寸法の一般的な表記方法です。例えば「C10(しーじゅう or じゅっしー)」とは、直角を挟んだ辺の長さが10mmになる直角二等辺三角形になるようなカドカット形状のことです。開先サイズの表示などにも使用されます。CADソフトなどの解釈によっては、2つの辺の接する点から5mmずつ入った点をつないだ切り落としサイズを表すこともあり、その場合は2つの辺同士は90度とは限らないので、Cは45度カットを示さないことがあります。
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CRC (しーあーるしー)
CRCとは、もともとはアメリカのCRCインダストリーの商品である浸透潤滑剤「CRC 5-56」から来ています。日本では提携している呉工業が「KURE 5-56」として製造販売しています。製造現場では、同じような浸透潤滑剤をメーカー問わず通称CRCと呼ぶことがあります。
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CE (しーいー)
CEとは、Cold Evaporator : コールドエバポレータ(定置式超低温貯槽)の頭文字を取ったもので、鋼材業界においては高圧酸素の貯蔵タンクを指すことが多いです。超極厚溶断作業の必需品です。
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CO2レーザー (しーおーつー)
CO2レーザーとは、二酸化炭素を媒体として発生させたレーザーです。
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Cカット (しーかっと)
Cカットとは、C(chamfer(チャンファー))で表される形状に、カド部を直線で斜めに切り落とした形状のことです。一般的には45度のカドカットのことです。「C」の項目を参照。
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C10開先 (しーじゅうかいさき)
C10開先とは、開先のサイズがC10である場合の言い方。「しーじゅうの開先」もしくは「じゅっしーの開先」と言います。
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仕上がり寸法 (しあがりすんぽう)
仕上がり寸法とは、機械加工で切削したあとの寸法。溶断する場合はこれに必要な削りしろを付けて切断寸法とします。
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JO (じぇーおー)
JOとは、「Jet Oxygen」。「切断酸素」のこと。
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敷板 (しきいた)
敷板とは、いわゆる敷鉄板と呼ばれるもので、土木建築工事のときに仮設道路がわりに地面に敷き並べる鉄板です。一般的には厚さ22mmのものがよく使われます。材質としては無規格の安いものが流通しています。
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磁気焼鈍 (じきしょうどん)
磁気焼鈍とは、軟磁性材(磁心材料)の磁気特性(通電したとき高い吸引力を発揮し、通電を止めたときただちに吸引力を無くす)を最大限に発揮(ヒステリシスを少なく)させる熱処理です。普通鋼に施す場合もあります。
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JIS (じす)
JISとは、Japanese Industrial Standard (=日本工業規格)の頭字をとったもので、鉱工業製品の生産・流通・消費の便を図るため、統一して制定された製品規格です。鋼板の場合は、サイズや曲りなどの形状がどのくらい表記と違っていても正常品とするかなどが決められています。
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JIS公差 (じすこうさ)
JIS公差とは、JISで定められた寸法などの公差です。母材の曲りや板厚、その他の寸法精度が規定されています。実際にお客様が許容する精度より、緩いことが多いですが、特に母材の精度は加工者ではどうにもならないケースが多いので、JIS公差を根拠として打合せをすることが基本になります。
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下穴 (したあな)
下穴とは、溶断作業においてはピアシングができないような厚みの板を溶断するときなどに火を入れるためにあらかじめあける穴のことです。
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実重量 (じつじゅうりょう)
実重量とは、鋼板の重量計算で、その鋼板の実際の重量で計算すること。重量を実測するというより、データで重量計算された結果を用いるのが一般的。運送手配の場合にも重要になります。穴がたくさんあいていたり、枠や格子のようなスカスカな形状のものを「実重量のキロ単価いくら」という単価計算をすると採算が合わないことが多いので売り手にとっては困難な条件になります。
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自動昇降 (じどうしょうこう)
自動昇降とは、溶断機の機能の一つ。トーチをモーター駆動で上下させる機能を指します。その機構を持たせる部分を自動昇降機と言います。必然的に高温の炎のすぐ上に位置するので、モーターが熱で壊れないよう工夫が必要な場合があります。
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四方切り (しほうぎり)
四方切りとは、耳付きの板に対して、耳を切り落とされて出荷されている状態の板を指します。別名「スケッチ材」
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縞板 (しまいた)
縞板とは、縞鋼板(しまこうはん)のこと。鉄鋼製品の一つで、圧延によって表面に連続した滑り止め用の突起を付けた鋼板。チェッカープレートあるいは単に縞板(しまいた)と呼ばれます。床用鋼板として使用されることが一般的。
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シャー (しゃー)
シャーとは、 1. 剪断作用によって金属板金を切断する工具のこと、シャーリングマシン 2. 鋼板を切断販売する企業のこと。シャー業者。シャーリングに限らず、ガス溶断、レーザー切断などを含む。
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シャーリング (しゃーりんぐ)
シャーリングとは、シャーリングマシンで金属板を切りだすことです。「シャーリング加工」、「シャー切り」、「剪断(せんだん)加工」などといいます。紙をハサミで切る原理と同じで上下の刃の間に金属板を差し込んで、上の刃に圧力を加えて切断します。
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車上渡し (しゃじょうわたし)
車上渡しとは、受け渡し方法の種類のひとつ。持ち込みとほぼ同じ意味ですが、荷物を車から降ろすのは受け取り手が行うことを明確に示すための言い方。
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シャックル (しゃっくる)
シャックルとは、ワイヤーとワイヤーを繋げたりするのに使用する道具の名称。中村機材ではハッカーとワイヤーの連結に使用しています。カップリングとの違いは脱着に専用工具が必要ない事です。ネジ式で、手で外せる物や、スパナなどで脱着できる物があります。
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シャルピー衝撃試験 (しゃるぴーしょうげきしけん)
シャルピー衝撃試験( -しょうげきしけん、Charpy impact test)とは、切り欠きの入った角柱状の試験片に対して高速で衝撃を与えることで試験片を破壊し、破壊するのに要したエネルギーと試験片の靭性を評価するための衝撃試験です。例えば、SM400Aにシャルピー衝撃試験を施して合格保証した規格がSM400Bです。
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集購価格 (しゅうこうかかく)
集購価格とは、集中購買とは、主にトヨタ自動車が原価を抑えるために材料を一括大量購入して部品メーカーに有償提供する仕組みのことを意味します。この中には鉄鋼材料も含まれ、集中購買の結果の価格設定のことを集購価格(集中購買価格)と呼び、鉄鋼価格の相場のひとつの目安となります。
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重心 (じゅうしん)
重心とは、ものの重さの中心。クレーンでものを吊るときは、吊り具の位置が重心を外れていると傾いたり吊り荷が落ちたりするので、必ず玉掛けのときにきちんと重心を捉えて吊るようにします。長方形であれば、ちょうど製品の中央が重心と考えられますが、半リングなどは製品の外側に重心があるので吊り方に注意が必要です。
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重電 (じゅうでん)
重電とは、「重電機」の略。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。電気機械のうち、発電施設や工業施設などを指します。 具体的な用途としては変圧機、発電機、変電送電、昇降機などがあります。
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純鉄 (じゅんてつ)
純鉄とは、本来は純粋な鉄(Fe)だけを含む鉄ですが、製造と実用性のため、実際には鉄の純度が99%以上のものを言います。磁力特性を生かした製品に使用されることが一般的です。
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条鋼 (じょうこう)
条鋼とは、形状が平らでない圧延鋼材(レールやH形鋼・棒鋼など)の総称なので基本的に平鋼は含みませんが、上下面だけでなく全ての端部にロールを当てて圧延した長物ということなので、端部にもロールを当てた平鋼の場合は条鋼に分類されます。
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焼鈍 (しょうどん)
焼鈍とは、熱処理の一種。金属を熱してからゆっくりと常温に戻すことです。溶断で熱が入って固くなった表面をやわらかくしたり応力を除去することで、加工性を上げる目的で使用されます。正確には「しょうどん」ですが、言いやすさから慣例として「しょうとん」と発音されることもあります。別名「焼き鈍し(やきなまし)」。焼鈍することを「鈍す(なます)」とも言います。
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蒸発器 (じょうはつき)
蒸発器とは、液体の状態で貯蔵されている酸素やプロパンガスを、使用時に効率よく気化するための設備です。外気温で効率よく温めるものや、ボイラーで湯を沸かして、強制的に温度を上げて気化するものなどがあります。
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定盤 (じょうばん)
定盤とは、中村機材では、溶断時に材料を置く切断定盤を指します。
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定盤の歯 (じょうばんのは)
定盤の歯とは、溶断時に材料を置く切断定盤にセットするギザギザの板を指します。
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上部のエッジのブツブツ (じょうぶのえっじのぶつぶつ)
上部のエッジのブツブツとは、いわゆる上ノロ(うわのろ)のことです。溶断品の上部のふちにつきます。切り方によっては多く、大きく発生するので、程度や必要に応じて仕上げ作業で除去する必要があります。切り方によってはほとんど発生しないことがあります。
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芯 (しん)
芯とは、丸穴や外径のR形状の中心、センター、という意味です。二つの芯のある形状でその距離が500mmの場合、「芯々が500」と言ったりします。
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ジンクリッチプライマー (じんくりっちぷらいまー)
ジンクリッチプライマーとは、鋼材用の防食塗料。ショットブラストのあとに吹き付けて錆止めに使われることも多いです。ジンクプライマーとも呼ばれます。
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芯ずれ (しんずれ)
芯ずれとは、 1. 穴が製品の中心に位置していなかったり、外径と内径でセンターがずれているような製品形状。作図時に間違えないように注意が必要。 2. 溶断時に、外径(外形)と穴のセンターなどがずれること。ぴったり切ることは不可能なので、ある程度は許容される。幅の狭いリングなど、偏芯の度合いが大きくなりそうなときはあらかじめお客様と打合せが必要。
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新断 (しんだち)
新断とは、スクラップの分類の一つ。鋼鈑をガス溶断やシャーリングやレーザーで切断加工した際などに発生する端材で、異物や塗装品などの不純物が混入する可能性が少なく高品質のスクラップとして売買されています。
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真鍮 (しんちゅう)
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことです。別名「黄銅」。
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真直度 (しんちょくど)
真直度とは、まっすぐに切断したとき、製品の切断面が直線に対してどのくらいずれているかの度合いです。特に溶断品は熱を加えて切断するので、細長いものは特に曲りの度合いが大きくなります。例えば「真直度については、1mあたり2mmのずれ」のように使います。
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浸透探傷試験 (しんとうたんしょうしけん)
浸透探傷試験とは、溶接の欠陥や材料の割れなどを検査する道具(作業)です。洗浄液、造影液、投影液の三種類で構成されています。洗浄液で検査したい部分を洗浄した後、造影液をぬり、再び洗浄液で洗浄した後、投影液をかけると造影液がにじみ出てきて、欠陥箇所がわかる仕組みです。昔と違い、今はスプレータイプで手軽に検査できるようになっています。PT(Penetrant Testing)とも呼ばれます。
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鬆 (す)
鬆とは、鋼材の製造段階で生じる小さな内部空間の意味。サイズによってはメーカークレームとして認められることがあります。「すが入っている」のように使います。「す」は和語で、「巣」と書く場合もあるが、主に「鬆」の字をあてます。出版物ではひらがなで「す」と書かれることが多いです。例)「茶碗蒸しにすが立つ」
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吹管 (すいかん)
吹管とは、酸素と燃料ガスの入り口部と火口取り付け部及び火炎調整用のバルブを持つ器具のことです。
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水素切断 (すいそせつだん)
水素切断とは、プロパンガスやアセチレンなどの燃料ガスの代替として水素ガスを使用した鋼板の切断方法のことです。水素ガス切断は、CO2の削減に有効、熱歪が少なくノロの剥離性が良い、切断速度が向上する、などの特徴があります。
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水平 (すいへい)
水平とは、重力が働く方向に垂直な面で、水平面(すいへいめん、Horizontal plane)といいます。溶断においては、切断する材料を水平になるようにセットするのが基本ですが、溶断形状によってはわざと傾けてセットすることもあります。
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スキマゲージ (すきまげーじ)
スキマゲージとは、くさびのような形状で、隙間に差し込んで隙間の距離を測るための測定器具です。板の曲りの度合いを調べるときに使います。直尺(1mサシや3mサシなど)を垂直に立てて板に当てて、板との隙間をこれで図ることで「3mで約2mm曲がっている」などのようにわかります。
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スクラップ (すくらっぷ)
スクラップとは、溶断作業によって、材料として使用できないサイズになった鉄くず部分。貯まるたびにスクラップ業者に買い取ってもらいます。価格が変動するので、溶断品自体の価格を左右する要素になります。
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スクラップバッグ (すくらっぷばっぐ)
スクラップバッグとは、スクラップを入れておくための箱のこと。下部にワイヤーフックを掛けて吊り上げることで、箱の中身をあけることができます。
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スケール (すけーる)
スケールとは、 1. 溶断時に溶けた鉄が固まった酸化鉄。産業廃棄物として回収してもらう。「溶断スケール」。一部は流れて下に落ちますが、一部は製品下部のフチに付着して固まるので、仕上げ作業で除去する必要があります。 2. 母材の表面の酸化被膜。いわゆる黒皮。「ミルスケール」。材料の製造時に生成されるもので、きれいな外観を保ち、表面を急速な錆から守る役割がある。 3. 「コンベックス」の別名。 4. 図面の縮尺の意味。例「この図面は10分の1スケールです」
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スケールバッグ (すけーるばっぐ)
スケールバッグとは、溶断スケールを入れておくための箱のこと。下部にワイヤーフックを掛けて吊り上げることで、箱の中身をあけることができます。
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スケッチ (すけっち)
スケッチ、もしくは「スケッチ材」とは、耳付きの板に対して、耳を切り落とされて出荷されている状態の板を指します。「四方切り」も同じ。
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スコヤ (すこや)
スコヤとは、精度が求められる直角の確認に使用する工具の一種。直角を意味する英語のsquare(スクエア、スクウェア)が訛ったものが語源。 中村機材ではトーチを板に対して直角に合わせるために主に台付けスコヤという形のものを使用します。
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スチールペイント (すちーるぺいんと)
スチールペイントとは、鋼板用の筆記具。太いペンのような見た目をしています。マジックのように、液体状の塗料で筆記するものです。
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スチールマーカー (すちーるまーかー)
スチールマーカーとは、鋼板用の筆記具。太いペンのような見た目をしています。クレヨンのような筆記具です。白や黄色など、色で鋼種を区別できるように使用されることも多いです。
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スチフナープレート (すちふなーぷれーと)
スチフナープレートとは、鋼板から製作される鉄骨梁の接合部材のひとつで、ウェブの局部座屈を防ぐプレートです。補強用の板という意味では、リブプレートの一種と言うことができます。
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ステー (すてー)
ステーとは、物を押さえる為の棒状の部品の名称です。
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ステンシル (すてんしる)
ステンシルとは、鋼材の表面にメーカー名やチャージナンバーなどを記載するための、吹付印刷、刷り込み印刷、焼付印刷の総称。メーカーによって異なります。
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ステンレス (すてんれす)
ステンレスとは、一般的に錆びにくく、磁気を帯びない銀色に光る金属です。JIS規格やISOではSUS(サス)と呼びます。SUS304などが一般的です。鉄に18%のクロムと8%のニッケルを加えて生成してあることから「18-8ステンレス(じゅうはち、はちすれんれす)」とも言います。他にも18%クロムを入れただけの物もあり、ニッケルが無い分錆びやすくなりますが、磁気を帯びる事ができるのと、素材自体の固さが出せるので包丁などで用いられる事が多い材質です。他にも鉄と同様に色々な種類があります。
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スパッタ (すぱった)
スパッタとは、溶接中に飛散するスラグや金属粒のことで、一般に溶接品質の妨げになるもののことです。主にアークを熱源とするアーク溶接やガス溶接などの溶融接合(融接)、ろう接において発生します。 溶断面の上側のフチに発生するブツブツの凹凸のことを混同してスパッタと呼んでいる場合も見受けられます。
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スパナ (すぱな)
スパナとは、ボルトを回す工具です。いろいろなスパナがありますが、ただ「スパナ」と言う場合は一般的に六角スパナを指します。
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スプライスプレート (すぷらいすぷれーと)
スプライスプレートとは、建築用語。鉄骨部材の継手に取り付けられる添え板のことです。継手は柱と柱を繋ぐもので、スプライスプレートは継手と継手を繋ぎます。記号で、「SPL」と書きます。
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スラグ (すらぐ)
スラグとは、中村機材では、「溶接スラグ」のことを指すことが多いです。スラグは、溶接部(溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称)に発生する非金属物質のことです。なお、溶接の際に溶融スラグが浮上せずに溶接金属中に残ったものは、スラグ巻き込みといい、溶接欠陥の一種になります。
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スラブ (すらぶ)
スラブとは、圧延素材である鋼片の一種。厚板、薄板用の圧延素材。断面は長方形。極厚鋼板を作るためのスラブはサイズが非常に大きくなります。
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スリッター (すりったー)
スリッターとは「縦割剪断機」の意味で、鉄鋼業界においてはコイル材から希望サイズのスリットコイル(フープ)に切断する装置のことです。
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寸法 (すんぽう)
寸法とは、 1. 物の長さ、サイズ。 2. 「寸法切り」の略。「寸法と型は分けて積んで下さい」のように言います。
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寸法切り (すんぽうぎり)
寸法切りとは、溶断品の基本となる形状のひとつ。長方形、もしくは正方形の溶断品のこと。
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寸法公差 (すんぽうこうさ)
寸法公差とは、注文寸法に対してその部材にどの程度の範囲の寸法誤差を認めるかを表したものです。工業製品は度合いは違えどぴったりの寸法では製作できないために必要になる基準です。その寸法前後を狙うのか、大きめを狙うのか、小さめを狙うのかによって、「±2mm」、「-0、+4mm」、「+0、-2mm」などのように表記します。これは加工者でなく依頼者が決定するものですが、もしも指示された寸法公差が実現不可能なものである場合は、打合せのうえ適切な公差に変更する場合もあります。
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寸法精度 (すんぽうせいど)
寸法精度とは、設計寸法に対して、製品がどれだけ近い寸法で製作されているかの精度を示します。「切断精度」も参照。
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製缶 (せいかん)
製缶とは、「製罐」とも書きます。本来は缶を製造することですが、転じて、金属材料を溶接構造で組み合わせて箱状の構造物やタンクなどを製作することを製缶と呼んでいます。
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石筆 (せきひつ)
石筆とは、滑石を棒状にしたもの。溶断作業では鋼板を罫書くことなどに使用します。
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セグメント (せぐめんと)
セグメントとは、鉄鋼業界の場合はシールドセグメントを指すことが一般的です。トンネル工法のひとつであるシールド工法(筒状の機械で土の中をゆっくりと掘り進めていく工法)で、掘った部分が崩れてこないようにトンネルの外壁を組み立てながら掘っていきますが、この外壁となるブロックのことをシールドセグメントと言います。シールドセグメントは鋼材で構成されるスチールセグメントと鉄筋コンクリート製のRCセグメントに大別されます。
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切削液 (せっさくえき)
切削液とは、ドリルで穴を開けるときに、キリにかけて冷却するための液体のこと。油性のものは切削油と呼ばれます。
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切断経路 (せつだんけいろ)
切断経路とは、NC溶断機のトーチの動きのプログラムのことです。CADの画面上で線を引いて、人間が見やすい「切断経路図」を作成し、その動きをNCデータに変換して、USBメモリーなどを経由して溶断機に送って動かします。
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切断酸素 (せつだんさんそ)
切断酸素とは、予熱炎によって熱した鉄に切断酸素を強く吹き付け、鉄を燃焼させることで切断するのが溶断です。
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切断寸法 (せつだんすんぽう)
切断寸法とは、切断する寸法。溶断寸法。切削する部分には必要な削りしろを付け、切削しない部分は仕様によって大きめ、小さめ、ぴったりめなどを意識して決定した寸法になります。
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切断精度 (せつだんせいど)
切断精度とは、注文の図面寸法に対して、切断した製品の寸法がどれだけ近いかの精度を示します。「±1.5mmくらいの切断精度」のように使います。同等の技術で切断しても、切断精度は製品のサイズや形状によって変わるので一概には言えません。主に板の上面寸法を言いますが、厚板溶断の場合は「倒れ」も重要な精度要素です。
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切断面の荒れ (せつだんめんのあれ)
切断面の荒れとは、溶断においては切った面が滑らかでなく、筋(すじ)ばること。板厚が薄いものより厚いもののほうが、また垂直の切断よりも開先のように倒れた角度のほうが、切断面の荒れは発生しやすいので注意が必要です。形状や条件によっては完全に防ぐことは難しいので、荒れやすい条件の場合はお客様にあらかじめ発生しやすい旨を伝えておくこともあります。
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0開先 (ぜろかいさき)
0開先とは、ルートフェイスが0の開先のこと。溶断では基本的に困難なので、わざとルートフェイスを少し残すか、もしくは材料を長めにしておいて、吹管を斜めにして開先を取りながら寸法を決める方法を取ります。
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先行焼き (せんこうやき)
先行焼きとは、レーザー切断などにおいて、出力調整したビームを使って、予め切断部分の表面の塗装、黒皮やサビを事前に剥離する工程のことです。
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線材 (せんざい)
線材とは、条鋼の一種で、熱間圧延した直径5~38mmくらいの太さの鋼材をコイル状にしたもの。 直径5.5mmの断面のものが標準です。針金やネジを作るときに使用されます。
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全周開先 (ぜんしゅうかいさき)
全周開先とは、表か裏の面の、全周に開先を取ること。表も裏も全周に開先を取ることを「全周両面開先」と表現することもあります。
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センターポンチ (せんたーぽんち)
センターポンチとは、ドリルで穴を開けようとする場合に、穴の中心を凹みを作って決めることとでドリルの先端が逃げないようにマーキングするための工具。金属製で、先のとがったペン状をしています。炎や熱で消えない目印として、溶断時の罫書きにも使用します。
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センターを出す (せんたーをだす)
センターを出すとは、荷を吊り上げるときに、吊り具の位置を調整しながら重心位置を見つけて玉掛けすること。センターを出しにくい荷の場合は、次に吊るときのために吊る位置に石筆で印を付けておくことがあります。
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線対称 (せんたいしょう)
線対称とは、1本の直線に関して、ある二点が、相互間をその直線によって垂直二等分される位置関係にあること。図形では、1本の直線を折り目としてある図形が完全に重なり合うこと。この直線を対称軸という。
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旋盤 (せんばん)
旋盤とは、被切削物を回転させ、固定されたバイトと呼ばれる工具で切削加工をする工作機械の一つ。
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走行 (そうこう)
走行とは、クレーンの動きの方向の言い方で、天井走行クレーンがランウェイに沿って走る動きの方向を「走行」、ホイストがクレーンガーダーの上を走る動きの方向を「横行」と言います。
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造船 (ぞうせん)
造船とは、船を建造すること。または造船向け材料のこと。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。
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粗鋼生産量 (そこうせいさんりょう)
粗鋼生産量とは、転炉や電気炉などで精錬された状態の鋼を粗鋼といいます。粗鋼生産量は鉄鋼の生産高を示す指標として使われます。
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素材寸法 (そざいすんぽう)
素材寸法とは、機械加工後寸法に対して削りしろを付けた、削る前のワークの寸法のこと。材料の注文寸法(溶断寸法)のこと。
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そのまま使う (そのままつかう)
そのまま使うとは、「機械加工で切削をしない」という意味。「黒皮で使う」と同じ。「このリングの外周は削らず、そのまま使います」のように使います。切削したほうが見栄えと寸法精度が良くなりますがコストがかかります。そのまま使えばコストは抑えられますが、溶断で変形しやすい形状であることをお客様が把握していないこともあるので、お客様の指示であっても打合せをしたほうが良い場合があります。
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反り (そり)
反りとは、切断の熱で発生する、製品の上下方向への曲り。もともとの材料の曲りを指すこともあります。
た行
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ターニング (たーにんぐ)
ターニングとは、本来はターニングセンターの略。ターニングセンターとは旋盤を複合化したNC工作機械のことで教育機関ではそう習うことが多いですが、鉄工所においては一般的に大物の立型の旋盤のことを意味します。つまりろくろのような向きで回転するので、直径が大きく長さが短い形状が得意です。旋盤は一般的に長尺物を得意とします。
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ダイアフラム (だいあふらむ)
ダイアフラムとは、建築用語。柱と梁を一体化するための部材のことです。例えば角パイプで作った柱にH鋼の梁を溶接するとき、中空なのでうまく力を支えられないため、角パイプに取り付けて補強する部材などをダイヤフラムと呼びます。取り付け方によって、外ダイアフラム、内ダイアフラム、通しダイヤフラムといった種類があります。
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対角 (たいかく)
対角とは、四角い形状の対角線のこと。もしくは対角線同士の長さの精度のこと。正確な四角形であれば、対角線の長さは等しくなるので、「どのくらい真四角で切れているか」の尺度になります。この精度が良いことを、「対角が出ている」と言ったりします。
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台木 (だいぎ)
台木とは、中村機材では、板を重ねて置くときなどに、ハッカーの爪が入る空間をあけるために間に入れる角材のことを指します。
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タイコになっている (たいこになっている)
タイコになっているとは、鋼板が大きく反っている状態を言います。ちなみに「太鼓橋」も同じように太鼓の胴のように半円形に反った形状より付けられた言葉です。
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タイト感 (たいとかん)
タイト感とは、マーケットの在庫についての表現で、「完全に不足しているとまではいかないが、供給状況も控えめで、荷余り感がない状態」を指すことが多い。
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台板 (だいばん)
台板(だいばん)とは、製品などを置いてまとめてハッカーなどで吊り上げられるようにするための板を指します。中村機材では製品出荷用としては主にベース厚の網スクラップを使用することが多いです。
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耐HIC鋼 (たいひっくこう)
耐HIC鋼とは、水素誘起割れ(Hydrogen Induced Cracking:HIC)が発生しにくい特徴を持った鋼材で、具体的には硫化水素腐食に起因する水素誘起割れ防止に寄与する400〜600N/mm2級圧力容器用鋼板などを指します。
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台棒 (だいぼう)
台棒とは、「台木」の別の呼び方。台木とは、中村機材では、板を重ねて置くときなどに、ハッカーの爪が入る空間をあけるために間に入れる角材のことを指します。
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耐摩耗鋼板 (たいまもうこうはん)
耐摩耗鋼板とは、成分や熱処理によって、高い耐摩耗性を持たせた鋼板。各メーカーが開発しており、新日鉄住金の「ABREX」やJFEスチールの「EVERHARD」、スウェーデンスチールの「HARDOX」などがこれに当たります。
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楕円 (だえん)
円を斜めから見た形状です。「短径が150mm、長径が200mmの楕円」のように表します。斜めに切り落とされたパイプに蓋のように取り付く板や、パイプが斜めに刺さる穴などに出てくる形状です。似た形状で「長穴」がありますが、呼ぶときに混同しやすいので注意が必要です。
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倒れ (たおれ)
倒れとは、溶断作業においては切断の倒れを指します。溶断面が、板の面に対しての垂直からどれだけずれているかの度合い。角度や長さで「1度」や「板の上下面で2mmの倒れ」などのように表します。なお、同じ角度の倒れでも板厚が厚いほど上下でのずれは大きくなり、例えば板厚300mmの場合、わずか0.5度のずれでも下部では2.6mm以上のずれになります。
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タガネ (たがね)
タガネとは、刃先が平たく尖っている道具で、尻の部分をハンマーで叩いて使ったりします。溶断作業ではスケールの除去作業などに使います。
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立っている開先 (たっているかいさき)
立っている開先とは、開先の角度が45度より垂直に近い開先のこと。寝ている開先より切断面の平滑度や精度が出しやすいです。
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タップ (たっぷ)
タップとは、いわゆるネジ切り加工のこと。もしくはそのネジ穴のこと。
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縦型フライス (たてがたふらいす)
縦型フライスとは、フライス盤のうち、主軸が垂直方向になっているものを指します。一般的にフライス盤は縦型が主流です。大きく分けて、縦型のフライス盤には、主軸頭が切込み(上下)運動を行い、テーブルが前後左右に動く「ベッド型(主軸頭移動型)」と、主軸頭が固定され、上下する構造のニー(ひざ)の上に前後左右に動くベットが乗った「ヒザ型(主軸頭固定型)」の2種類があります。
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多本 (たほん)
多本とは、「多本トーチ」の略。複数の製品を同時に切ったり、巾断ちをする目的で、一度に複数のトーチを使うこと。「数が多いので多本で切ります」のように言います。
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玉 (たま)
玉とは、商材、在庫のこと。鋼材の在庫が不足気味な状況では「(商売するための)玉が足りない」
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玉掛け (たまがけ)
玉掛けとは、クレーンなどに物を掛け外しする作業のことです。「玉」とは「重要なもの、重要な荷物」のような意味で、それを吊り具で吊れる状態にする、というのが語源です。中村機材ではハッカーやリフティングマグネットで板を玉掛けすることが多いですが、形状や品物によってはチェーンやナイロンスリング、クランプ、アイボルトと吊りフックなども使用して玉掛けをします。
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ダライ粉 (だらいこ)
ダライ粉とは、旋盤などの機械で金属を削ったときに出るスクラップの名称です。オランダ語の「draai-bank=旋盤、ダライ盤」のダライに由来します。ちなみにdraaiとは回転という意味で、盤はbankの当て字です。
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タンク (たんく)
タンクとは、気体や液体を溜めておく容器の呼び名です。溶断業では液体酸素やプロパンガスを溜めて、蒸発器で気化して使用します。
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鍛造 (たんぞう)
鍛造とは、金属を熱して柔らかくして、力を加えて形状を作ること。鍛造品。寸法や形状を調整しながらいろいろな方向からハンマーなどで力を加えて作るフリー鍛造(自由鍛造)、柔らかくなった状態に型を押し当てて成形する型押し鍛造、回転させながら内径と外径と板厚方向に力を加えて成形するローリング鍛造などがあります。
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炭素鋼 (たんそこう)
炭素鋼とは、普通鋼の別名です。
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端板 (たんぱん)
端板とは、小さくなった、もしくは小さく切り離された溶断母材のことです。
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チェーン (ちぇーん)
チェーンとは、鎖の事。溶断作業では、しぼって鋼材を吊り上げる吊り具として使用します。吊り具のなかでは比較的熱に強いです。
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縮み (ちぢみ)
縮みとは、切断中の熱で、材料が延びるため、切断後に製品が縮むこと。これを予測して、「縮みしろ」をつけて切断することがあります。
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縮みしろ (ちぢみしろ)
縮みしろとは、溶断品は切断中は熱が加えられ、切断後に冷めると縮むので、それを予測して大きめにした分のこと。「縮みしろを3mm付けて切断したら、冷めてだいたいぴったりの寸法になった」のように使います。
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チャージナンバー (ちゃーじなんばー)
チャージナンバーとは、鋼材の製造番号のこと。板ごとに違う番号が付けられます。
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チャンネル (ちゃんねる)
チャンネルとは、形鋼の一種。断面がコの字に近い形になっているものです。
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中板 (ちゅういた)
中板とは、板厚3mm以上、6mm未満の鋼板。
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中央偏析 (ちゅうおうへんせき)
中央偏析とは、鋼板の圧延時などに、凝固固体の内部で溶質濃度が不均質になることです。鋼板の場合はリンや硫黄が偏析を起こしやすく、内質に影響する場合があります。
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中間厚 (ちゅうかんあつ)
中間厚とは、一般的に多く流通している9, 12, 16, 22, 25mmのような板厚に対して、10, 14, 20, 30, 38mmなどのあまり一般的でない板厚を指します。中村機材では145, 155mmといった厚い中間厚も在庫しています。
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鋳造 (ちゅうぞう)
鋳造とは、1. 金属を溶かして型に入れて固めて形状を作ること。作られる製品が「鋳物」。 2. 製鋼プロセスで、転炉で作った鋼を鋼板や棒鋼などの鋼材にしていくために、まず溶けた鋼を固めて鋼片にすること。
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超音波探傷検査 (ちょうおんぱたんしょうけんさ)
超音波探傷検査とは、非破壊検査の一種で「UT(「Ultrasonic Testing」)」とも言います。超音波探傷器で機械的な振動を金属材料等の表面や内部に伝播させて、音響的に反射を捉え、その内容により材料内部の状態を調べるものです。結果を検査規格に照らし合わせて良否判定を行います。
材料メーカーで最低限のUTが行われたり、ユーザの要求により、溶断母材の内質不良の有無を確認するため、溶断前に実施する場合があります。 -
超極厚板 (ちょうごくあついた)
超極厚板とは、極厚板より上の板厚範囲の板をこう呼ぶことがあります。定義は様々ですが、中村機材では200mm超のイメージです。
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調質 (ちょうしつ)
調質とは、熱処理の一種です。焼入れとは鋼を加熱し急速冷却する事によって硬度を上げることで、硬くなりますが脆くなります。焼戻しとは、焼入れ後脆く組織的にも不安定な鋼を、組織を安定化させ本来の材料特性を活かし引張り強度、耐力、伸び等の機械的性質を向上させ、硬くて粘り強い鋼にする為におこなう熱処理です。調質とは、「焼入れと焼戻しを行って鋼の状態を調整する熱処理」です。どのくらいの硬さに調整するかを示す数字を「調質硬度」と言います。
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調整器 (ちょうせいき)
調整器とは、溶断作業では主に「溶断用圧力調整器」を指します。酸素やプロパンの取り出し口に取り付けて使用します。取り出す気体の圧力の調整機能と、安全装置としての機能を持ちます。使用する気体の種類、接続方法、入口・出口圧力、使用流量などで調整器の機種を選定します。
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直尺 (ちょくじゃく)
直尺とは、ものさしの一種。まっすぐな一片の棒や板に目盛りを刻んだもの。中村機材では「直尺」とはあまり呼ばず、「3mサシ」のように長さで呼び分けることが多いです。
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直角度 (ちょっかくど)
直角度とは、 1. 切断の倒れの意味 2. 四角形のカドなど、溶断形状の中の90度がどれだけ正確に出ているかの意味。角度や長さで表します。
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詰まり (つまり)
詰まりとは、溶断作業においては「火口詰まり」のことです。火口詰まりとは、切断中にスケールや板の表面の黒皮が飛んで火口に付着し、正常に炎が出なくなった状態を指します。わずかであっても炎の状態が変わると正しく切断できなくなり、切断面が荒れたり、倒れが出たり、寸法が出なかったりするので注意が必要です。「(火口が)詰まって切断面がおかしくなった」のように使います。
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爪 (つめ)
爪とは、溶断作業では、ハッカーの板に掛ける部分を言います。フォークリフトで荷にかける部分も爪と呼びます。
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吊りピース (つりぴーす)
吊りピースとは、荷物が吊りやすいように穴を空けた部材のこと。吊るものに溶接して使います。穴の寸法精度や体裁が一般的にはそれほど重要でないので、穴を含めて鋼板を溶断して製作することが多いです。
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吊りボルト (つりぼると)
吊りボルトとは、軽量鉄骨天井下地などを天井から吊り下げて固定するために使われるボルトのことです。重量物に取り付けて吊り上げるための「アイボルト」のことを「吊りボルト」と呼ぶのは誤用です。
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t (てー(てぃー))
tとは、板厚の表記のひとつです。板厚が120mmであれば「120t」のように記載します。「T150」のように記載する場合もあります。ちなみに重量の「トン」は「ton」と記載して区別することがあります。
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テーパー (てーぱー)
テーパーとは、テーパーまたはテーパ (英語: taper) は、細長い構造物の径・幅・厚みなどが先細りになっていること。 片側にテーパーが付いていることを「片テーパー」、両側に付いていることを「両テーパー」と呼ぶことがあります。
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TMCP (てぃーえむしーぴー)
TMCPとはThermo Mechanical Control Process(熱加工制御) の略で、圧延過程で各工程の温度や圧下率を厳密に管理する製造方法です。この方法で製造されるのがTMCP鋼です。SN490BやSN490Cは、板厚55mm程度までしか存在しないため、それ以上の板厚になると代替品としてはTMCP325Cなどを同等品として使用する場合があります。
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定尺 (ていじゃく)
定尺とは、2100 x 6096, 2438 x 6096, 1524 x 3048 などのような、一般的に多く流通している決まったサイズ、という意味です。
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定修 (ていしゅう)
定修とは、「定期修理」の略。鉄鋼業界だと、主に製鋼メーカーの工場設備の定期修理のことを指します。一時的に製品の供給がストップするので具体的な時期が共有されます。
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出来成り (できなり)
出来成りとは、加工時に明らかに変形しやすい形状や、精度が出しづらい形状のときに、「このくらいの変形になる」ということが明示できないときの打合せとして、「どのくらいの精度で出来るかはやってみないとわからないため、予想以上に変形の度合いが大きいこともあるのでご容赦ください」という意味で「(精度は)出来成りです」とお客様に伝える場合があります。ただし、加工者としてはベストを尽くすのが前提です。
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鉄 (てつ)
鉄とは、金属元素の一つ。元素記号はFe。延性・展性に富みますが、炭素を添加して鋼として使うことで実用性のある素材になります。
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鉄鋼 (てっこう)
鉄鋼とは、本来は鉄を主成分とする材料の総称ですが、一般的には鋼 (鉄と炭素の合金) の意味で使われることが多いです。
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鉄鉱石 (てっこうせき)
鉄鉱石とは、製鉄原料となる鉱石で、製鉄用としては鉄分含有量が40〜50%以上必要。日本では砂鉄が採取できるくらいで、工業用の鉄鉱石はほぼ輸入に頼っています。
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鉄骨 (てっこつ)
鉄骨とは、建造物の骨組みにする鉄材のことで、柱や梁に鉄骨を用いた構造を鉄骨造と呼びます。鉄骨造には大きく分けて2種類あり、材料の厚みの薄い「軽量鉄骨造」と厚みの厚い「重量鉄骨造」があります。
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鉄粉 (てっぷん)
鉄粉とは、粉状になった鉄のことです。溶断時の火花やスケールも厳密には酸化皮膜ですが鉄粉と呼ばれます。ガス溶断の場合はレーザー切断やプラズマ切断に比べると粒子が大きいので、呼吸器の健康被害などのリスクは比較的低いですが、工場内で舞ったものが目に入ったり、板の上に積もったもので足を滑らせないように注意が必要です。 また、工業製品としての鉄粉も製造販売されています。
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手バーナー (てばーなー)
手バーナーとは、手に持って使うガスバーナータイプのガス切断機のこと。
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デリバリー (でりばりー)
デリバリーとは、輸送すること、届けることの意味で日常の商売で使われる言葉です。製鋼メーカーのヤードや中継地、問屋倉庫から、鋼材が使用される工場などに届けることを呼ぶことが多いです。
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電磁弁 (でんじべん)
電磁弁とは、電磁石を用いて電気的な信号で開け閉めできる弁を指します。
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デンスバー (でんすばー)
デンスバーとは、連続鋳造法によって作られた鋳鉄棒の商品名です。「Dense Bar(緻密な棒)」の名称の通り、鋳鉄の一種でありながら、一般の鋳物(いもの)と比べ巣の発生の少なさや組織の緻密性において、砂型鋳物特有の欠陥が無いのが特徴です。
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点対称 (てんたいしょう)
点対称とは、一定点に関して、ある二点が相互間をその定点によって二等分される位置関係にあること。図形では、一つの点を中心にしてある図形が180度回転したとき完全に重なり合うこと。
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テンニ (てんに)
テンニとは、「1.2(いってんに)」の略で、鋼材業界では「1.2mm厚の鋼板」のことです。
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テンプラ (てんぷら)
テンプラとは、例えば60年代の安保闘争の頃、学生ではないのに学生服を着てその大学の学生に成りすましたことを、「衣だけ学生→天ぷら学生」と呼んだように、俗に「てんぷら」という言葉は「うわべだけ本物に見せかけたもの」という意味があります。鉄鋼業界では、実際に使用された材料と添付したミルシート(材料証明書)が異なることを指します。使用する材料を正しく管理して、トレーサビリティを維持することが大切です。
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テンプレート (てんぷれーと)
テンプレートとは、型板。 四角形や円などがくりぬいてある定規板。溶断作業で後加工の位置決めのために、レーザー切断でテンプレートを用意する場合があります。
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テンロク (てんろく)
テンロクとは、「1.6(いってんろく)」の略で、鋼材業界では「1.6mm厚の鋼板」のことです。
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電炉品 (でんろひん)
電炉品とは、電気炉メーカーとは、鉄スクラップを原料として電気炉で鉄鋼を生産する鉄鋼メーカーのことで、通称「電炉メーカー」と呼ばれます。電炉メーカーで作る製品のことを通称「電炉品」といい、鋼板だと東京製鉄や中部鋼鈑製の板がこれにあたります。
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トーチ (とーち)
トーチとは、溶断機の切断吹管(すいかん)を指します。「吹管」を参照。
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胴切り (どうぎり)
胴切りとは、母材を巾方向に両断する切断、もしくはその仕事。例えば「2438 x 8000サイズの母材が長すぎて置きにくいため、半分に胴切りしたので4000くらいの長さになった。」のように言います。
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等辺山形鋼 (とうへんやまがたこう)
等辺山形鋼とは、断面が「L」形に近い形鋼で、一般にアングルと呼ばれます。
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10 (とお)
10とは、鉄鋼業界の慣習で、聞き違いを防ぐために寸法の数字の10を「じゅう」でなく「とお」と呼びます。「10mm(とおみり)」、「210厚mm(にひゃくとおあつ)」、「5'x10'板(ごとおばん)」など。中村機材でもこの言い方で統一しています。
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特殊鋼 (とくしゅこう)
特殊鋼とは、合金鋼のうち、合金元素の種類、製造法、または熱処理で、用途に合わせた特殊な性質を持たせた鋼です。
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トタン (とたん)
トタンとは、鉄に亜鉛をメッキしたものです。
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10巾 (とはば)
10巾とは、母材の幅が3048mmという意味です。「トハバの板」というように言います。
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ドブ漬けメッキ (どぶづけめっき)
ドブ漬けメッキとは、溶融亜鉛めっきの俗称。溶かした亜鉛に鋼材を浸してメッキすることです。
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土木 (どぼく)
土木とは、道路・河川・港湾などの工事のこと。鉄鋼材料の需要分野のひとつ。具体的にはプレス機や切断機など。建物や橋梁は「建築」として分野が区別されます。
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トラック (とらっく)
トラックとは、日本では正式には貨物自動車という呼び名で呼ばれていて 主に貨物を運搬する構造の自動車のことを言います。
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ドラム缶 (どらむかん)
ドラム缶とは、いわゆるドラム缶。中村機材では、主に切断スケールやキリ粉を入れておくために使用しています。スケールを入れる場合は「スケールドラム」とも呼んでいます。
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ドリル (どりる)
ドリルとは、穴をあけるためのらせん状の刃物である、「キリ」を取り付けて使う穴あけ道具です。「キリ」のことを「ドリル」と呼ぶこともありますが本来は誤りです。
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トレース (とれーす)
トレースとは、溶断機(トレーサー)の機能で、赤外線カメラで原寸の型紙を読み取りながら型紙の形状通りにトーチが動いて切断することです。型紙の黒い線の中央をトレースすることを「ラインのトレース」、黒い線と白い部分の境目をトレースすることを「エッジのトレース」と言います。なお、型紙をそのままトレースすると、製品は炎の直径分だけ小さく出来上がることを考慮する必要があります。
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トレーラー (とれーらー)
トレーラーとは、牽引されるための装置を持った、エンジンが搭載されていない車のこと。ちなみに牽引する側の自動車の方はトラクターと呼ばれていてこちらに引っ張られることで走行することができます。 上記が本来の意味ですが、一般的にはトラクターがトレーラーを牽引している状態の運搬車両のことをトレーラーと呼んでしまうことが多いです。
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ドロス (どろす)
ドロスとは、レーザー切断などで溶解した金属のこと。下に流れ落ちたり、製品の裏のフチにこびりついたりします。
な行
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ナイロンスリング (ないろんすりんぐ)
ナイロンスリングとは、玉掛けの道具の名称。ナイロンの糸を依り強度を上げた玉掛け専用のナイロンロープ。
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長穴 (ながあな)
長穴とは、長方形の両側に半円を付けた形の長細い穴のこと。半円の半径が20mmで中心同士の距離が50mmであれば、「R20で芯々が50の長穴」と言ったりします。この場合、穴の縦横サイズは40x90になります。ちなみに楕円とは形状が違います。楕円であれば、「長径が90で短径が40の楕円」のように表して、直線部はありません。 ボルト穴を長穴にすることがあるのは、固定時に位置を調整できるようにしたり、穴ピッチの変更に対応することが目的です。
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長さ (ながさ)
長さとは、 1. 厚板溶断品の縦横寸法のうち、長い方を指します。 2. 母材の縦横寸法のうち、長い方を指します。ロール方向。
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長手 (ながて)
長手とは、ものの縦横のうち、長い方を指します。「長手方向に少し曲りがある」のように言います。短い方を表す「短手(みじかて)」という言葉も日本語に存在しますが、中村機材ではあまり使いません。
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中共 (なかとも)
中共とは、溶断で穴をあけたときに、その製品と一緒に中抜きのスクラップも納品する注文のこと。スクラップ引取り分を値引きしないため、中共のほうが値段が高くなります。
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中抜き (なかぬき)
中抜きとは、溶断作業においては溶断であける穴のこと。形状は丸穴に限りません。
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7'x20' (ななにじゅう)
7'x20'とは、2100 x 6096のサイズの通称。幅が7尺で長さが20尺という意味です。ちなみに正確には7尺は2121.2mm、7フィートは2133.6mmなので、実際には業界慣習としての独自寸法です。
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7巾 (ななはば)
7巾とは、母材の幅が2100mmという意味です。「ナナハバの板」というように言います。
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~が通る穴 (なになにがとおるあな)
~が通る穴とは、ガス穴の使用用途として、ボルトや丸棒をそのまま通すことがあり、特に板厚が厚いと寸法も真円度もぴったりにはあかないので、目的のものが通らないことの無いように、クリアランスが充分か切断精度的に可能かなどを打ち合わせるときの言い回しです。「ここはM45のボルトが通る穴ですが大丈夫ですか?」のように使います。
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波 (なみ)
波とは、板の平坦度の曲りを指します。特に1枚の板で波のように上向きに曲がっている部分と下向きに曲がっている部分がある状態です。
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軟鋼材 (なんこうざい)
軟鋼材とは、炭素の含有量0.08~0.20パーセント程度の鋼。一般的にいわゆる「鉄」と呼ばれる材料。
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2F (にえふ)
2Fとは、2面フライスの略。立体の6面のうち、主に上面と下面の2面のみをフライス盤で切削することを言います。
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肉 (にく)
肉とは、機械加工で切削するために切断寸法を大きめにした分です。削りしろ。
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肉盛りする (にくもりする)
肉盛りするとは、溶断作業によってついたキズを溶接で補修すること。中村機材では、アーク溶接、もしくは半自動溶接を使用します。
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逃げ (にげ)
逃げとは、「機械加工の逃げ」の意味で主に使われます。機械加工がしやすいように、例えば刃物が周囲に当たらず往復しやすいように設計された形状のことなどを言います。
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二次切り (にじぎり)
二次切りとは、溶断作業においては板から溶断した製品(一次切り)を向きを変えてさらにもう一度切断すること。「立体切り」を参照。
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日酸TANAKA (にっさんたなか)
日酸TANAKAとは、通称「タナカ」。溶断設備メーカーのひとつ。
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200Vサンダー (にひゃくぼるとさんだー)
200Vサンダーとは、サンダーを効率よく使うために、200Vの電源を変換して、通常の電源(100V)より高周波にする事で高回転、高トルクで回すモーターを使用しているサンダー(ディスクグラインダー)です。変換機が必要になりますが、とても力強く研削力があります。高周波に変換するので、通称が高周波サンダーと言います。高周波サンダーと同じです。
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ねじれる (ねじれる)
ねじれるとは、細長い製品で、キャンバーと反りが同時に発生して、ねじれる方向に変形すること。
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ネスティング (ねすてぃんぐ)
ネスティングとは、溶断作業においては材料の上に複数の部品を組み合わせて並べる事を指します。最低限必要な隙間や火を入れる場所と回す方向を意識して、配置する向きや位置を考えて、歩留まり良く、切断効率も良くするのがポイントです。
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熱間圧延鋼板 (ねっかんあつえんこうはん)
熱間圧延鋼板とは、高温で圧延された鋼板。
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熱処理 (ねつしょり)
熱処理とは、金属を熱処理炉に入れて熱を加えたり冷却したりすることで、状態を調整したり強化したりする処理のことです。
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熱処理証明書 (ねつしょりしょうめいしょ)
熱処理証明書とは、熱処理において何度から何度までどのくらいの時間で加熱(冷却)したか、何度でどのくらいの時間キープしたかを記載した証明書です。
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寝ている開先 (ねているかいさき)
寝ている開先とは、開先の角度が45度より水平に近い開先のこと。立っている開先より切断面の平滑度や精度が出しにくいです。
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狙い寸法 (ねらいすんぽう)
狙い寸法とは、注文寸法に対して寸法公差を踏まえて、実際に狙っていく寸法のことです。溶断の場合は切断中に変形したり、切断後に縮んだりするので、結果的に狙い寸法にできるだけ近づくように予測して切断寸法を決めます。
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ノークレーム (のーくれーむ)
ノークレームとは、加工時に明らかに変形しやすい形状や、精度が出しづらい形状のときに、「このくらいの変形になる」ということが明示できないときに、「(この製品については)クレームを受け付けられません」という意味で使用される言葉。「出来成り」と合わせて、「大きく変形する可能性があるので、精度出来成り、ノークレームにて」などと記載する場合があります。ただし、加工者としてはベストを尽くすのが前提です。
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ノッチ (のっち)
ノッチとは、溶断の切断炎によってついた製品の傷のこと。notchとは英語で刻み目、くぼみなどの意味。製品のヘソの部分や、溶断機の振動などで発生することがあります。「ノッチが入った」のように言います。「キズ」を参照。
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延び(伸び) (のび)
延び(伸び)とは、 1. 溶断母材が表記上のサイズより実際には大きく作られている分のこと、もしくはそのサイズ。「2100の板だけれど伸びがあるので実際は2250ある」、「この材料は延びが150mmもある」のように言います。 2. 切断中の熱で、材料が延びること。
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ノルマ (のるま)
ノルマとは、「Normalizing(ノルマライジング)」の略で「焼きならし」の意味。
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ノロ (のろ)
ノロとは、「溶断スケール」の別名。溶け落ちたりはねたりする液体状のスケールや、特に、溶断した製品の下部のフチの部分に付着したスケールを指します。「仕上げ作業でノロを除去する」のように言うことがあります。
は行
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ハーフリング (はーふりんぐ)
ハーフリングとは、リング形状を半分に切った形状です。溶断形状として一般的なもの。合わせ目のところに付加する削りしろを「足」と呼ぶことがあります。溶断時に変形しやすい形状のため、精度が必要であれば一体物のリングか、もしくは製缶時に調整しやすいように分割数を増やすのがおススメです。
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φ (ぱい・ふぁい)
φとは、直径を意味する言葉。正確には「ファイ」と読みますが、技術用語としては発音のしやすさから慣例的に「パイ」と言われます。正式には数字の前にこの記号を付けて、例えば直径500mmであれば「φ500(ごひゃくぱい)の丸」のように言います。
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ハイテン材 (はいてんざい)
ハイテン材とは、「高張力鋼板」と同じ。High-Tension(高張力)の略。JFEの高張力鋼板は「HITEN」という固有名詞でしたが、一般名詞のハイテン材と区別するために「JFE-HITEN」という名称に変更されました。単に「ハイテン材」と言う場合は基本的にメーカーは指定されていないと捉えるのが一般的です。
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パイプ (ぱいぷ)
パイプとは、中空の細長い鋼材のこと。主に丸パイプを指します。
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鋼 (はがね)
鋼とは、鉄に2%以上の炭素が含まれたもの。硬さと加工性のバランスが取られ、実用性が高いため、一般的に鉄というと鋼が使われている。
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箱車 (はこしゃ)
箱車とは、荷室を備えた特装車で荷台の上横がパネルで囲われている、いわゆるバンボディのトラックのことを指します。そのため天井クレーンでの積み下ろしができないので、フォークリフトの使用が前提になります。
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端材 (はざい)
端材とは、「端板」と同じです。端板とは、小さくなった、もしくは小さく切り離された溶断母材のことです。
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走り (はしり)
走りとは、溶断作業においては製品に切り込むまでの切断線のことです。「中抜きを使いたいので走りを最小限にする。」「スクラップになる部分なので走りを長く取れるので安全だ」などのように使います。
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8'x20' (はちにじゅう)
8'x20'とは、2438 x 6096のサイズの通称。幅が8尺で長さが20尺という意味です。ちなみに正確には7'x20'の説明同様、尺やフィートとは違う寸法です。
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8巾 (はちはば)
8巾とは、母材の幅が2438mmという意味です。「ハチハバの板」というように言います。
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ハッカー (はっかー)
ハッカーとは、鋼板を吊り上げるための一対のカギ爪がワイヤロープの先端に付いた吊り具です。対応する重量が重くなるほどサイズが大きく重くなります。
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歯抜け (はぬけ)
歯抜けとは、商品のラインナップの中で、いくつかの商品が在庫切れしている、もしくは在庫していない状態をこう呼ぶことがあります。いくつかの板厚が在庫切れを起こしている状態を指すことが多いです。
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巾 (はば)
巾とは、 1. 厚板溶断品の縦横寸法のうち、短い方を指します。 2. 母材の縦横寸法のうち、短い方を指します。ロール方向と直角に交わる向きです。
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巾断ち (はばだち)
巾断ちとは、溶断作業においては長細いものをできるだけ変形しないように、もしくは複数一度に切断するため、複数のトーチで長手方向を同時に切断すること。「板を割く(さく)」とも言います。
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バリ (ばり)
バリとは、本来はフライス盤や旋盤など、機械的な切断・切削の際や、鋳造、樹脂の成形などにおいて、正規の形状の外へはみ出した薄いひれ状の不要な突起のことを言います。用途によって、仕上げ作業で除去して使用します。 なお、溶断工程においては基本的にバリというものは発生しませんが、「溶断品のバリ」と言われたときは、上部のエッジのブツブツ(上ノロ)や、下部のエッジのスケールを除去したあとの、取り切れずに残った部分のことを意図している可能性があります。
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バリ取り (ばりとり)
バリ取りとは、「バリ」を取る仕上げ作業のこと。もしくはその指示。
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HARDOX (はるどっくす)
HARDOXとは、 スウェーデンのSSABオクセルスンド社で、1974年に誕生した世界初の近代的な耐摩耗鋼で、スウェーデン鋼とも呼ばれます。硬度・強度・靱性に優れ、掘削機やダンプトラックなどさまざまな用途で使用されています。
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バルブ (ばるぶ)
バルブとは、液体や気体を流す配管の中に組み込み、流れを通したり、止めたり、あるいはその量を調節するために用いられる機器。用途や種類などを表すことばと複合して用いるときは、仕切弁、玉形弁などのように弁と呼ばれます。バルブの内部には外部から操作できる弁体が組み込まれており、これを弁座に密着させて流れを遮断します。その構造にはさまざまなものがあります。溶断機器には不可欠です。
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パレット (ぱれっと)
パレット(pallet)とは物流に用いる、荷物を載せるための荷役台です。鉄鋼業で使用される一般的な平パレットであれば、運搬の際には台上に荷物を載せ、ラップや帯鉄で荷物を固定します。パレットの脚と脚の間にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げます。木製パレットであれば目安として1~1.5トンくらいが重量制限となります。上面にも下面にも板が張ってあるのがパレットで、下に板を張っていない下駄状のものは「スキッド」と呼ばれます。
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パレットチェンジャー (ぱれっとちぇんじゃー)
パレットチェンジャーとは、レーザー切断機などにおいて、切断する材料を効率良く入れ替えるための装置のことです。
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板金加工 (ばんきんかこう)
板金加工とは、金属の板(板金)を切ったり、穴あけしたり、曲げたり、溶接したりして目的の形状に作りあげる加工のことです。
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半自動溶接 (はんじどうようせつ)
半自動溶接とは、正式名は「半自動アーク溶接」。溶接材料として非常に長いワイヤーを使う溶接方法です。アークのシールド材としてアルゴンや炭酸ガス等を用いるもの。ワイヤーもガスも連続的に長時間供給できるので、手棒溶接と比較してその能率は圧倒的に高いです。溶接材料は自動的に供給されますが、溶接作業は手作業なので「半自動」という表現が使われています。
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番線 (ばんせん)
番線とは、番線とは、太さを番号で表している鉄線です。 番号が大きい方が細く、太さにより用途も違います。 通常、12番線を番線と呼び、丸太などの荷物を結束するときに使います。 「モノタロウ」HPより 厚板のガス溶断では、火を入れるきっかけにするために使用することがあります。
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番線カッター (ばんせんかったー)
番線カッターとは、番線を切る道具です。
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パンチングメタル (ぱんちんぐめたる)
パンチングメタルとは、金属板に金型を使って丸孔・角孔・長孔等の孔を開けたものです。 金属の強度を活かしつつ、光、空気、水や液体を孔に通したり、遮断するために使われます。
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番手(火口の) (ばんて(ひぐちの))
番手(火口の)とは、切断火口は1番火口、5番火口など、それぞれの番手で炎の直径や切断スピードが変わるので、基本的には切断する板厚に応じて使う火口の番手が決まります。例えば5番火口(#5火口とも書く)なら基本的には板厚80~105mm厚まで対応します。
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ハンディオート (はんでぃおーと)
ハンディオートとは、小池酸素工業社製のポータブル溶断機の一種です。手バーナーに走行機能を持たせたような機械です。
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バンドソー (ばんどそー)
バンドソーとは、鋼材の切断方法の一つ。いわゆる「ノコ」「ノコ切り」と呼ばれるもの。ベルト状の鋸刃で切削切断します。ノコギリの刃の厚み(ノコ代)の分を考慮して寸法を決めて行きます。形鋼類の切断に多く使用されます。
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半リング (はんりんぐ)
半リングとは、よくある溶断品の形状のひとつで、180度分のリング形状のことです。2つを合わせて1つ分のリング形状として使用されることが多いので、ぴったりと接続できるように足(合わせ目の削り代)を付けて溶断して、そこを削って使用することも多いです。
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PL (ぴーえる)
PLとは、Plate(プレート)の略。板厚を示す書き方のひとつです。板厚が100mmなら、「PL100」と書きます。記号のように、Pの下の横線とLの縦線を重ねて書く場合もあります。
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PO (ぴーおー)
POとは、「Pre-heating Oxygen」。「予熱酸素」のこと。
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PG (ぴーじー)
PGとは、「Pre-heating Gas」。「予熱ガス」のこと。
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PT (ぴーてー)
PTとは、「浸透探傷試験(Penetrant Testing)」の略です。浸透探傷試験とは、溶接の欠陥や材料の割れなどを検査する道具(作業)です。洗浄液、造影液、投影液の三種類で構成されています。洗浄液で検査したい部分を洗浄した後、造影液をぬり、再び洗浄液で洗浄した後、投影液をかけると造影液がにじみ出てきて、欠陥箇所がわかる仕組みです。昔と違い、今はスプレータイプで手軽に検査できるようになっています。
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BTA (びーてぃーえー)
BTAとは、Boring and Trepanning Association(ボーリング・トレパン加工)の略で、BTA加工機のような特殊な機械と技術を用いた深穴切削加工のことです。
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ビームブランク (びーむぶらんく)
ビームブランクとは、圧延素材である鋼片の一種。H型鋼専用の圧延素材。断面はアルファベットのHに似た形状。
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ピアシング (ぴあしんぐ)
ピアシングとは、ガス溶断では、予熱炎で板の表面を熱して赤めておいて、そこへ切断酸素を強く吹き付けることで穴をあけることを言います。溶断の下穴として使います。
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ピアス穴 (ぴあすあな)
ピアス穴とは、ピアシングによってあけた穴のこと。
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ピアスマーク (ぴあすまーく)
ピアスマークとは、レーザー切断機の機能で、板の表面にポンチマークのような小さな傷をつけること。後工程の穴あけの位置決めにそのまま使用可能です。
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火が飛んだ (ひがとんだ)
火が飛んだとは、溶断作業においては溶断中に振動などの影響で炎が急に動いて、連続的な鉄の燃焼が途中で止まってしまい、切断が終わってしまうことです。炎は出続けている状態なので、気づかないとそのまま切断されない状態で進んでしまいます。
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引き合い (ひきあい)
引き合いとは、材料商売においては、取引依頼や具体的な見積もり依頼、その問い合わせを「引き合い」と呼ぶことが多いです。
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火口 (ひぐち)
火口とは、火炎を形成するノズル。切断の際には、火炎を形成するとともに切断酸素を噴出するノズル。日酸TANAKA社資料より 炎を作る部分なので、切断効率や品質を左右します。切断する板厚によって、1番火口、5番火口など、番手が分かれています。
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火口間隔 (ひぐちかんかく)
火口間隔とは、溶断においては切断火口同士の間隔のことです。巾断ちする場合はそのまま製品精度に直結しますし、多本で複数製品を同時に溶断する場合は、製品同士が重ならないよう、間があきすぎて歩留まりが落ちたりしないよう、火口間隔の設定に特に注意が必要です。
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火口詰まり (ひぐちづまり)
火口詰まりとは、切断中にスケールや板の表面の黒皮が飛んで火口に付着し、正常に炎が出なくなった状態を指します。わずかであっても炎の状態が変わると正しく切断できなくなり、切断面が荒れたり、倒れが出たり、寸法が出なかったりするので注意が必要です。「(火口が)詰まって切断面がおかしくなった」のように使います。
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歪み取り (ひずみとり)
歪み取りとは、溶断などの加工の熱で素材内部に発生した応力(素材内部で均衡している力(延びよう、縮もう、曲がろう、など))を熱処理によって取ることです。応力が残っている状態で切削加工をすると、削っているあいだに材料が曲がってきたりして、加工しにくい場合があります。なお、「ゆがみとり」と読む場合は、いわゆる「曲り取り」の意味で使われていることがあります。
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火造り箸 (ひづくりばし)
火造り箸とは、「火造り」とは鍛冶屋鍛造のことで、熱した素材を挟んで扱うための、やっとこのようなはさみのような道具を火造り箸と呼びます。通称「はし」。
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引っ張り強さ (ひっぱりつよさ)
引っ張り強さとは、引張強度。引張荷重に対する材料の変形や破壊に対する抵抗力のこと。鋼材の場合は断面が1mm角の細い形状の試験片にして、引張荷重を加えて破断させたときに、破断に至るまでに到達した最大荷重で示します。例えばSS400なら断面が1mm角の針金状にして引っ張ったときに、最低400[N/mm^2](地球の重力下で40kgの重量)に耐えるので、引っ張り強さは400[N/mm^2]ということです。
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日の丸 (ひのまる)
日の丸とは、溶断品の一般的な型切り形状のひとつ。外周が長方形もしくは正方形で、センターに丸穴があいた形状。
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火花 (ひばな)
火花とは、 1 細かく飛び散る火。火の粉。 2 石や金属などが激しくぶつかって瞬間的に発する火。 3 放電の際に発する光。スパーク。 中村機材の現場では1の意味でノロが飛び散ることを言う場合がある。
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紐付き価格 (ひもつきかかく)
紐付き価格とは、最終特定ユーザーが確定している鋼材に対して鋼材メーカーが販売する価格。厚板の場合は店売り価格より安くなるのが一般的で、薄板の場合は店売り価格より高くなることがあります。
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平鋼 (ひらこう)
平鋼とは、形鋼の一種。「フラットバー」とも呼びます。細長い板状で、板厚と巾の組み合わせが規格で決まっています。溶断だと曲がってしまう形状の細長い寸法切りをフラットバーで提案する場合もあります。「FB」と略します。
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平ボディ (ひらぼでぃ)
平ボディとは、荷台の側方と後方にアオリがあり、天井が無く開放状態となっている、いわゆる平ボディのトラックのことを指します。主に雨に濡れても問題の無い品物や、クレーン等を使わないと積み下ろしが困難な重量物を運ぶ場合に使用される場合が多いです。鉄鋼材料は重量が重かったりサイズが大きいことがあるため、運搬にはこのタイプがよく使われています。
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ビルトエイチ (びるとえいち)
ビルトエイチとは、通称「BH(びーえいち)」。フラットバーや鋼板を溶接して断面がアルファベットのH形状になるように製作した部材のこと。定尺のH鋼に無いサイズや形状が必要なときに利用されます。
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ビルトティー (びるとてぃー)
ビルトティーとは、フラットバーや鋼板を溶接して断面がアルファベットのT形状になるように製作した部材のこと。
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ビレット (びれっと)
ビレットとは、圧延素材である鋼片の一種。ブルームからさらに圧延して作られたもの。棒鋼や、パイプ、線材用の素材。
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火を入れる (ひをいれる)
火を入れるとは、溶断作業においては溶断をスタートする、切り始める、鉄を燃焼させる、などの意味で使用します。
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ピンホール (ぴんほーる)
ピンホールとは、鋼材の製造段階で生じる針先ほどの内部空間の意味。直径1㎜くらいのものもこう呼びます。SS400の場合は内質保証が無いので、基本的にはメーカークレームとしては認められません。
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ファイバレーザー (ふぁいばれーざー)
ファイバレーザーとは、光ファイバーのコア層に希土類元素をドープし、ファイバー内部で発生させたレーザーです。
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ファブリケーター (ふぁぶりけーたー)
ファブリケーター、工場で鋼材の加工・組立などを専門的に行う鉄骨加工業者のことです。 通称「ファブ」。
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吹いた (ふいた)
吹いたとは、溶断作業においては切断中に切断炎が板の下まで抜けず、正しく切断できずに吹き上げてしまう状態を指します。極厚の板で下穴がうまく開いていなかったり、火力とスピードのバランスが不十分なときなど、主に切り始めのところで発生します。
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フェイスガード (ふぇいすがーど)
フェイスガードとは、主にサンダー掛けの作業時の火花から顔を保護するために使用する保護具の一種。透明な素材で作られている面です。
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吹き返し (ふきかえし)
吹き返しとは、溶断の切断炎が定盤の歯に当たって跳ね返って製品に当たること。これによってついた製品の傷のことを「吹き返しのキズ」と言います。製品下部のカドのキズになるので、比較的補修に時間のかかるキズです。「キズ」を参照。
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普通鋼 (ふつうこう)
普通鋼とは、特殊鋼に対して、特殊な機能を持たせていない一般的な用途の鋼の総称。SS400材やSM490A材がこれに当たります。
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フック (ふっく)
フックとは、クレーンにおいて、玉掛けワイヤーを掛ける部分の名称です。
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ブッシング (ぶっしんぐ)
ブッシングとは、電気機器のケースや建物の壁などに取り付けてそこから電気が出入できるようにする装置です。
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ブツブツ (ぶつぶつ)
ブツブツとは、溶断においては切断面の上のフチに発生するいわゆる「上ノロ」の通称です。目立つ場合はサンダーで仕上げて出荷します。火口の高さで発生をコントロールします。
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歩留り (ぶどまり)
歩留りとは、溶断作業においては材料に対する製品の量の割合のことです。歩留りが良いほど利益率が高いということで、歩留まりが悪ければ製品の単価を上げなくてはいけなくなります。歩留まりを上げるには、無駄のない材料を選ぶことや、製品を材料に配置する向きや位置を考えることが重要です。「歩留り80%」のように言います。
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部品 (ぶひん)
部品とは、 1. 機械などを構成するパーツのこと 2. ANSという溶断業用のCADソフトにおいて、溶断するそれぞれの製品のデータのことを「部品(部品データ)」と言います。部品データには、外周と穴の形状と、寸法線などの補助要素と、板厚や部品名称などの部品情報が含まれます。
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フライス (ふらいす)
フライスとは、フライス盤のこと。もしくはフライス盤による切削加工のことを指します。
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フライス盤 (ふらいすばん)
フライス盤とは、ミリング・マシンとも呼ばれ、回転軸に取り付けたフライス(立形の場合エンドミルも含む)という切削工具を回転させ、フライスを動かすことによって、平面・溝・歯車などの切削加工を行う工作機械です。
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ブラケット (ぶらけっと)
ブラケットとは、建築用語。壁や梁、柱などから腕を伸ばすように持ち出した片持ち形式の部材のことです。庇や配管など、出っ張ったものを支えるのが役目です。
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プラズマ切断 (ぷらずませつだん)
プラズマ切断とは、アーク放電による電気エネルギを利用して行う切断法です。原理的には、熱エネルギを切断材の上面から供給する方式ですので、供給エネルギの制約から、切断板厚が増大すれば、切断が困難となります。鋼板であれば一般的には40mm厚くらいまでの切断に使用されます。
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フラット (ふらっと)
フラットとは、板の平坦度のことです。「フラットが良い」、「フラットが悪い」のように言います。
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フラットバー (ふらっとばー)
フラットバーとは、形鋼の一種。「平鋼」。細長い板状で、板厚と巾の組み合わせが規格で決まっています。溶断だと曲がってしまう形状の細長い寸法切りをフラットバーで提案する場合もあります。「FB」と略します。
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ブランキング (ぶらんきんぐ)
ブランキングとは、ブランク(空白)を打ち抜く加工のことです。プレス加工製品の輪郭形状を作るために使われることが多い加工です。輪郭形状を作る加工を、外形抜き加工、ブランク加工(ブランキング)などと呼びます。
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フランジ (ふらんじ)
フランジとは、 1. 「flange」 軸や管などの端につば状に張り出した継ぎ手部分のこと。 カットした丸棒や丸形状に溶断した鋼板から作ることが多いです。 2. H型鋼、I型鋼、溝形鋼といった鉄骨部材の構造で、ウェブを挟む板です。曲げモーメントを負担する部分です。Hという文字でいうと2本の縦棒の部分です。
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ブリキ (ぶりき)
ブリキとは、鉄にスズをメッキしたものです。
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ブルーム (ぶるーむ)
ブルームとは、圧延素材である鋼片の一種。形鋼、鋼矢板、棒鋼、線材用の圧延素材。断面は正方形またはやや長方形。
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ブレースシート (ぶれーすしーと)
ブレースシートとは、鋼板から製作される鉄骨梁の接合部材のひとつで、ブレース取り付け用の受け板です。
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プレーナー (ぷれーなー)
プレーナーとは、バイトと呼ばれる切削工具をワークに対して直線的に走らせて加工する機械です。回転工具に比べ、加工後の変形(歪み、反り)を大幅に抑えられます。
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振れ止め (ふれどめ)
振れ止めとは、クレーンの操作のひとつ。荷が振れないよう、振り子運動の停止位置までクレーンを操作して追いかけて荷が振れないようにすること、もしくは荷の振れを止めることを言います。
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ブロー (ぶろー)
ブローとは、気体の余分な圧力を吹き出して開放すること。
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プロッタ (ぷろった)
プロッタとは、専用のペンをセットして、フィルムや紙の上に精密に線を引く機械のこと。これでトレース用の型紙を作成します。A0サイズのフィルムを使うことで、最大巾860mmくらいの型紙を作成できます。
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プロパン (ぷろぱん)
プロパンとは、プロパンガスのこと。中村機材ではボンベや大型タンクで貯蔵して、溶断時の燃料ガス(予熱ガス)として使用しています。LPG。可燃性ガスで、空気より重いので低いところに滞留しやすく、多量に吸引した場合窒息の危険や軽い麻痺性があります。
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分割リング (ぶんかつりんぐ)
分割リングとは、よくある溶断品の形状のひとつで、3分割(120度)、4分割(90度)などのように分割したリング形状のことです。複数を合わせて1つ分のリング形状として使用されることが多いので、ぴったりと接続できるように足(合わせ目の削り代)を付けて溶断して、そこを削って使用することも多いです。一般的には分割数を増やすほど製缶時に寸法を調整しやく、また歩留まりが良くなるのでコストパフォーマンスがよくなります。
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紛争鉱物調査 (ふんそうこうぶつちょうさ)
紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル)とは「タンタル、錫、タングステン、金」の4つの鉱物のことです。近年、コンゴ民主共和国、及び周辺の9ヶ国で採掘されるこれらの鉱物資源が、武装勢力の資金源となっていることが世界的に問題視されていることを受け、輸出入される電子部品などの製品に使用されていないかを確認するのが紛争鉱物調査です。2012年8月に最終調整がなされ、翌年の2013年より施行されました。鋼材取引でも、稀に証明書の提出を要求される場合があります。
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分納 (ぶんのう)
分納とは、同一ロットの製品の納入を何度かに分けて行うこと。後工程を進めるために出来上がったものから順次入手したい、一度に輸送ができない、持ち込み先の置き場の余裕がない、などの理由で分納になる場合があります。
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ベース価格 (べーすかかく)
ベース価格とは、ベース価格とは、鋼材の計算の基本となる価格で、鋼材のキロ単価は、ベース単価+規格料+エキストラ で計算します。
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平行 (へいこう)
平行とは、対象同士がどこまでいっても交わらない状態。数学的には 2 つの直線同士、平面同士、あるいは直線と平面が交わらない状態やその図形。 溶断時には、板を基準に対して平行に置いて精度を出すことが必要な場合があります。なお、土木建築業界では「見通しが直線状になるようにすること」を「通りを出す」と言いますが、溶断やその他加工においては「平行を出す」のはさらに精度が必要な作業です。
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ヘソ (へそ)
ヘソとは、溶断の切り込み、切り逃げによってできるでっぱりのこと。大きすぎると仕上げ作業で削る量が増えますが、板厚が厚いほど大きめに設定しないと製品に傷(ノッチ)が入り、補修作業の負担が増えたり、程度によっては不良品となります。「キズ」を参照。
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ベタ置き (べたおき)
ベタ置きとは、材料や製品を置くときに、下に台木を入れずにそのまま置くことです。母材を曲げないため、山を高くしないため、安定して置くため、台木の使用量を抑えるためなどが目的です。
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ベタ丸 (べたまる)
ベタ丸とは、「丸切り」のことです。丸切りとは、溶断品の基本となる形状のひとつ。真円形状の溶断品のこと。
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ヘッダー (へっだー)
ヘッダーとは、主配管より分岐させる部分を指します。溶断においては酸素、プロパンガスを溶断機に分配している部分です。分配している部分が太くなっているのは圧力を均等にする為です。配管業ではチャンバーと呼ぶ事もあります。
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ベベラー (べべらー)
ベベラーとは、開先を取る機械のことです。中村機材では手持ちの開先機械を指します。C10くらいまでの小さな開先しか取れないので、開先サイズによって溶断と併用します。
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ベロベロになる (べろべろになる)
ベロベロになるとは、比較的薄い板厚にガス穴を多くあけたときなど、あちこちが熱されて板が局所的に伸びたり縮んだりすることで全体的に波打つように曲がってしまうことを言います。
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変形穴 (へんけいあな)
変形穴とは、丸穴、角穴、長穴以外の形状の穴のこと。
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偏芯 (へんしん)
偏芯とは、 1. 穴が製品の中心に位置していなかったり、外径と内径でセンターがずれているような製品形状。作図時に間違えないように注意が必要。 2. 溶断時に、外径(外形)と穴のセンターなどがずれること。ぴったり切ることは不可能なので、ある程度は許容される。幅の狭いリングなど、偏芯の度合いが大きくなりそうなときはあらかじめお客様と打合せが必要。
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偏析 (へんせき)
偏析とは、合金の凝固固体の内部で溶質濃度が不均質になることです。鋼板の場合はリンや硫黄が偏析を起こしやすく、内質に影響する場合があります。
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ホーク (ほーく)
ホークとは、小池酸素工業社製IK-93号ホークの略。ポータブル溶断機の一種です。小ぶりなため、安定性が落ちるのがネックですが小回りが利き汎用性も高い機械です。
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ホース (ほーす)
ホースとは、流体を流す管。流す流体に合った物を使用しないと破裂する場合があります。溶断では専用のホースで酸素やプロパンガスや水を流すために使います。
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ホースハンガー (ほーすはんがー)
ホースハンガーとは、溶断用のホースをぶら下げておくための機構。機械に追従して動くようにしたりします。
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ポーター (ぽーたー)
ポーターとは、中村機材では小型のポータブル溶断機のことを指します。切断トーチと走行速度調整機能を持ったシンプルな機械で、レール上を走らせて直線を切断したり、コンパスのように円周状に走らせて円を切断します。社内では具体的には小池酸素工業製 MAX3などがこれにあたります。
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ポーターのレール (ぽーたーのれーる)
ポーターのレールとは、 ポーターが直線走行するためのレールです。機種によって違い、長さも複数あります。つなげることもできますが、つなぎめの段差があると製品に傷が入る原因になるので注意が必要です。
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ボーリング (ぼーりんぐ)
ボーリングとは、英語では「boring」と書き、「掘る」、「突き通す、穿孔」という意味です。 1. 地面に円筒状の穴を開ける作業のこと。 2. 機械加工において、ドリルやリーマなどの切削工具を用いて金属などに円筒状の穴を開ける加工のこと。
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ボールバルブ (ぼーるばるぶ)
ボールバルブとは、弁の種類の名称。弁が球状になっている。
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ボール盤 (ぼーるばん)
ボール盤とは、素材に正確に穴をあけるための工作機械です。オランダ語のboor-bankが語源と言われています。ちなみに、切削刃物であるバイトも、オランダ語のbeitelが語源と言われています。
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ホイスト (ほいすと)
ホイストとは、減速装置と巻胴などを一体にまとめた小型の巻上機で、電気ホイスト、空気ホイストのほか鎖車による手動ホイストもあります。トロリーを付けて人力か電動で梁(はり)上を走行させる機械のことです。
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ボイラー用鋼板 (ぼいらーようこうはん)
ボイラー用鋼板とは、JIS G3103で規定されている、中温から高温で使用されるボイラー及び圧力容器用の厚鋼板です。SB410などがこれに当たります。
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棒サンダー (ぼうさんだー)
棒サンダーとは、正式名称はロータリーグラインダーといいます。軸付砥石を回して研磨するグラインダーです。狭い所や穴の研磨に使用するのに便利です。
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防錆油 (ぼうせいゆ)
防錆油とは、金属のさび止め用の油剤。JIS規格で分類されている油種の他、用途によっていろいろなものがあります。
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保護メガネ (ほごめがね)
保護メガネとは、飛来物等から眼を守るためのもので、安全面を配慮して製造してあるもののこと。
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母材 (ぼざい)
母材とは、 1. 溶断するための板、材料の意味。 2. 切断時に製品を支える部分のこと。
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母材売り (ぼざいうり)
母材売りとは、中村機材では基本的には母材を在庫してそこから切り出した溶断品を販売しますが、母材自体を丸ごと販売することを「母材売り」と呼んだりします。「胴切り」して販売する場合もあります。
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補正幅 (ほせいはば)
補正幅とは、製品図面の通りに炎(の中心)が通って溶断すると、切り幅(カーフ)分だけ製品より小さくなってしまうので、製品形状よりもカーフ量の半分のサイズ分だけ外側を炎(の中心)が通るように、切断経路や型紙の切断線が作成されます。火口の番手によってCADで補正されるこの幅を「補正幅」と言います。
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ボックスレンチ (ぼっくすれんち)
ボックスレンチとは、レンチの仲間で、ネジの頭に被せるようになる工具で、使用時はネジの頭は見えない物を指します。仲間にボックス部分のみを交換できるソケットレンチがあります。
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ホルダー (ほるだー)
ホルダーとは、支えたり固定したりして使用に便利なようにしたものの総称。溶接作業では、アーク溶接時に溶接棒をくわえて持ち手になる部分を指しています。溶断設備では吹管を固定する部分もこう呼びます。
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ポンチ (ぽんち)
ポンチとは、「センターポンチ」の略。センターポンチとは、ドリルで穴を開けようとする場合に、穴の中心を決めることとドリルの先端が逃げないようにマーキングするための工具。金属製で先のとがったペン状をしている。 炎や熱で消えない目印として、溶断時の罫書きにも使用します。
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ポンチマーク (ぽんちまーく)
ポンチマークとは、センターポンチで付けた印のこと。
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ボンデ鋼板 (ぼんでこうはん)
ボンデ鋼板とは、電気亜鉛メッキ鋼板。錆や腐⾷等を軽減するために、電気メッキによって鋼板の表⾯に亜鉛をつけたもの。
ま行
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マーキング (まーきんぐ)
マーキングとは、罫書を入れる事。印を付けておく時にも使います。大型の溶断機には、自動のマーキング機能を持つものがあり、パウダー焼き付けや、インクジェット、レーザーなどの方式があります。
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マイニング (まいにんぐ)
マイニング(Mining)とは、鉱山や採掘現場で、鉱物を採鉱することです。
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曲り取り (まがりとり)
曲り取りとは、溶断などの加工の熱や物理的な力で曲がった鋼材の曲りを取ることです。熱処理やプレス矯正により行われます。(=矯正)
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巻き上げ (まきあげ)
巻き上げとは、クレーンにおいて、フックを上げる動作。
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巻き下げ (まきさげ)
巻き下げとは、クレーンにおいて、フックを下げる動作。
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巻く (まく)
巻くとは、板を曲げる加工のうち、四角い板を円筒状に巻くように曲げること。「ロール曲げをする」という意味。板厚が厚かったり、巻く直径が小さいと巻けない場合がある。そのときは「熱間ロール」という加工で、材料を熱して巻くことで可能になる場合がある。
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マグネット (まぐねっと)
マグネットとは、 1. 吊具の一種であるリフティングマグネットのこと。電磁石と永久磁石のものがあります。 2. 軽いものを手作業で吸着して持ち上げるのに使用するハンドマグネットのこと 3. 罫書作業などで使用する、小さな円柱形の固定用マグネットのこと
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曲げ (まげ)
曲げとは、板を曲げる加工。代表的な曲げ加工にはL字に曲げるような折り曲げ加工と、R曲げ加工があります。溶断したものをR曲げする場合、端部は正確に曲げるのが難しいため「掴みしろ」として必要な分を長く切断することがあります。また、最終形状に溶断してしまうとうまく曲げられない場合に、溶断でスリットだけ入れて、曲げてからお客様のほうで追加切断する場合などもあります。
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マシニングセンター (ましにんぐせんたー)
マシニングセンターとは、自動で工具を交換する機能を持ったNCフライス盤のことです。回転工具でフライス加工、穴あけ、ネジ切りといった一通りの切削加工を1台で行うことができます。
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丸穴 (まるあな)
丸穴とは、丸い形状の穴のこと。
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丸板 (まるいた)
丸板とは、主にリングの中抜きなどで発生する、丸い形状の端板。ここから取れる最大の大きさの丸切りやリングが取れると利益率が高い。
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丸切り (まるぎり)
丸切りとは、溶断品の基本となる形状のひとつ。真円形状の溶断品のこと。
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丸サンダー (まるさんだー)
丸サンダーとは、中村機材の現場では通常のディスクグラインダーを指す場合と、棒サンダーを指す場合があります。
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丸棒 (まるぼう)
丸棒とは、断面が丸い形状の細長い鋼材の総称です。
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まん棒 (まんぼう)
まん棒とは、「台木」と同じ意味です。台木とは、中村機材では、板を重ねて置くときなどに、ハッカーの爪が入る空間をあけるために間に入れる角材のことを指します。
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ミガキ (みがき)
ミガキとは、熱間圧延加工したままの「黒皮材」に対して、熱間圧延加工されて作られた鋼板や棒材を、冷間圧延加工で黒皮除去した材料を「ミガキ材」、略して「ミガキ」と言います。SPCC。
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磨棒鋼 (みがきぼうこう)
磨棒鋼とは、棒鋼またはコイルを素材としてダイスを通じて引抜加工した寸法精度の高い棒鋼二次製品。
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水切り (みずきり)
水切りとは、港湾作業のひとつで貨物船の積荷を陸揚げ後に、周辺の倉庫へ運ぶことです。
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店売り (みせうり)
店売りとは、特約店の在庫販売のこと。「店売り価格」も参照。
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店売り価格 (みせうりかかく)
店売り価格とは、特約店の在庫販売用に鋼材メーカーが販売するときの鋼材価格。厚板の場合は紐付き価格より高くなるのが一般的で、薄板の場合は紐付きより安くなることがあります。
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溝型鋼 (みぞがたこう)
溝型鋼とは、断面が「コ」形に近い形鋼で、一般にチャンネルと呼ばれます。
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見積もり (みつもり)
見積もりとは、発注前に価格や納期やその他の条件を確認すること。特に、問い合わせることを「見積もり依頼」、回答することを「見積もり回答」と言います。
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耳 (みみ)
耳とは、鋼板の製造時に板のサイドに成形される耳のような形状の部分のこと。出荷時にこれが付いているものは「耳付き」と呼ばれます。一般的な高炉の鋼板の仕様では3%分の耳がついていることになっているので、表記寸法の重量より3%分増やした重量で売買されます。指定の注文サイズをマイナスしないようにメーカーは大きめに製造しないといけないため、それをカバーするための考え方ですが、昔に比べて製造技術が向上しているのでメーカーは余分を大きく取らなくてもマイナスしないサイズで製造することが可能になったため、実測寸法では3%以上の耳がついているケースはほとんどありません。
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mm厚 (みりあつ)
mm厚とは、板厚の表現のひとつです。板厚が120mmであれば「120mm厚」と言うことがあります。
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ミルシート (みるしーと)
ミルシートとは、鋼材の材料証明書です。板のサイズ、チャージナンバー、成分値、検査結果などが記載されています。提出時は社判を押印して、複数の材料が記載されているミルシートであれば該当するものに印をつけます。なお、鋼材メーカーから発行される原本の枚数は限られていることもあり、基本的に提出するのはコピーです。原子力向けなど、管理の厳しい物件の場合に同じミルシートを2部、3部など複数提出する場合も同様です。
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ミルスケール (みるすけーる)
ミルスケールとは、鋼材の圧延時に材料の表面に形成される酸化被膜のことです。いわゆる黒皮です。
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ムキ材 (むきざい)
ムキ材とは、SS400やS25Cなどの「規格材」に対して、「無規格材(むきかくざい)」のことを通称「ムキ材」と呼びます。
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メーカー (めーかー)
メーカーとは、 1. 鋼材業界では、日本製鉄、JFE、神戸製鋼、東京製鉄、中部鋼鈑など、「鉄鋼メーカー」の略称として使うことがあります。 2. 最終製品を作っているものづくり企業の総称。 3. 何かを作る人や企業の総称。
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メガネレンチ (めがねれんち)
メガネレンチとは、レンチの仲間の工具の名称。めがねに似ているためこの名があり、頭部がボルトやナットからはずれにくく、狭い場所で使う事が多いです。
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メンコ (めんこ)
メンコとは、溶接作業用の防護面の俗称。
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免震 (めんしん)
免震とは、「免震装置」の略で、鉄鋼材料の需要分野のひとつです。「建築免震」と「橋梁免震」の両方を指します。
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持ち込み (もちこみ)
持ち込みとは、受け渡し方法の種類のひとつ。売り手が受取り先のところまで製品を届ける形式。
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盛る (もる)
盛るとは、「溶接で肉盛りする」という意味で使います。
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門型 (もんがた)
門型とは、中村機材では主に門型の大型溶断機であるKT-650のことです。「門型」とは門の字のように両足で床のレール上を走行する形状のことです。「門型」のことを「ガントリータイプ」とも呼びます。
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モンキーレンチ (もんきーれんち)
モンキーレンチとは、銜(くわ)えるネジのサイズに合わせる事ができるスパナの仲間の工具の名称です。
や行
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矢 (や)
矢とは、「楔(くさび)」と同じです。楔とは、V字形にとがった木片・鉄片。木石を割り広げたり、重い物を押し上げたり、物のつぎ目に打ってとめたりするのに使います。また、車の心棒(しんぼう)の端に打ち、輪がはずれないようにするものを指します。
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ヤード (やーど)
ヤードとは、材料置場や製品置場のこと。それぞれ「材料ヤード」、「製品ヤード」などと呼ばれます。
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焼き入れ (やきいれ)
焼き入れとは、熱処理の一種で、鋼の硬さや強さを増すために、加熱したあと水または油の中で急速に冷却する方法です。硬くなりますが脆くなるので鋼材手配の際には焼き入れ単体での要望は少なく、焼き戻し組み合わせた熱処理である「調質」を指定されることが多いです。
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焼き鈍し (やきなまし)
焼き鈍しとは、熱処理の一種で、「焼鈍(しょうどん)」のこと
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焼きならし (やきならし)
焼きならしとは、熱処理の一種です。鋼の組織の改善のために行います。鍛造など、高温で鋼を成形すると、加熱と冷却が不均一になった部分が異常組織となり、結晶粒の粗大化と不揃いが発生します。これを所定の高温まで加熱した後、一般には空冷で冷却することで、金属組織の結晶を均一微細化させて本来の組織に戻して、機械的性質の改善や切削性を向上させるの熱処理です。「焼き準し(やきならし)」、「焼準(しょうじゅん)」とも表記します。
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焼き戻し (やきもどし)
焼き戻しとは、熱処理の一種で、焼入れ後のもろく組織的にも不安定な鋼を、組織を安定化させ本来の材料特性を活かし引張り強度、耐力、伸び等の機械的性質を向上させ、硬くて粘り強い鋼にするために再加熱してゆっくり冷やすこと。焼き入れから焼き戻しのプロセスを合わせて「調質」と呼ぶことが多いです。
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YAGレーザー (やぐれーざー)
YAGレーザーとは、イットリウム・アルミニウム・ガーネットの混合物でできたYAG結晶を媒質として発生させたレーザーで固体レーザーの代表格です。
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山 (やま)
山とは、鋼板を積み重ねて置いてある状態、在庫、もしくは置場のことを呼びます。「トレーサーの隣の山の上から5枚目にあります」、「材料をまとめて仕入れたので山が高くなっている」などのように使います。
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UT (ゆーてー)
UTとは、「Ultrasonic Testing」の略で、「超音波探傷検査」の意味です。超音波探傷検査とは、非破壊検査の一種で、超音波探傷器で機械的な振動を金属材料等の表面や内部に伝播させて、音響的に反射を捉え、その内容により材料内部の状態を調べるものです。結果を検査規格に照らし合わせて良否判定を行います。 材料メーカーで最低限のUTが行われたり、ユーザの要求により、溶断母材の内質不良の有無を確認するため、溶断前に実施する場合があります。
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U溝 (ゆーみぞ)
U溝とは、製品に対してU字型に切り込んだ形状の溝のこと。主にボルトで締めるような用途で使用します。
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床用鋼板 (ゆかようこうはん)
床用鋼板とは、建築構造物や機械で人間が歩く部分に使用される鋼板のことです。滑り止め性能が高いこと、外観や意匠性に優れることなどが特徴です。代表的なものがチェッカープレート(縞鋼板)です。
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輸入材 (ゆにゅうざい)
輸入材とは、鋼材業界では海外から輸入された鋼材を指します。当然メーカーによって品質が違うので、日本国内で製造される鋼材と比べて一概に品質が良い/悪いということはありませんが、ミルシートが外国語記載のみだったりするので、仕事によって使用の可否の確認が必要なことがあります。
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溶接 (ようせつ)
溶接とは、金属を熱で溶かしてつなぎ合わせる技術。アーク溶接や半自動溶接、レーザー溶接など、いろいろな種類があります。
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溶接する (ようせつする)
溶接するとは、金属を溶かして接続すること。溶断作業によってついたキズを補修する際にもよく使われます。
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溶接トーチ (ようせつとーち)
溶接トーチとは、溶接を行う際に必要な電流を伝える器具です。
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溶接棒 (ようせつぼう)
溶接棒とは、「被覆アーク溶接」、いわゆる手棒溶接で使用する溶接材のことです。溶接棒は比較的短いためしばしば短くなった溶接棒を交換する必要があります。
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溶接焼け (ようせつやけ)
溶接焼けとは、ステンレスを溶接したときに、熱と雰囲気によって表面が赤茶けたように焼け(スケール)が発生することです。
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溶断 (ようだん)
溶断とは、金属素材を融点以上に加熱して切断する技術です。ガス溶断、プラズマ切断、レーザー切断がこれにあたります。
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溶断機 (ようだんき)
溶断機とは、切断用の高圧炎を噴射するトーチと、それをモーターで安定駆動させるための装置を持った溶断用の機械の総称です。ポータブルなものや、追加機能の付いたコンピュータ制御の大型のものまで存在します。
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横型フライス (よこがたふらいす)
横型フライスとは、フライス盤のうち、主軸が水平方向になっているものを指します。横中ぐりフライス盤とも呼ばれます。一般的にフライス盤は横型でなく縦型が主流です。 横形は溝入れ加工や切断加工に優れており、縦型ではできない深穴加工に有効です。
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予算見積もり (よさんみつもり)
予算見積もりとは、具体的な製作・購入計画を作ったり、予算を確保したりする目的で、各部材の金額ボリュームを把握するための見積もりのことです。そのため、以降の価格推移などのリスクを加味して、実際の発注時に予算がオーバーしないような見積もりを提示する必要があります。
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予熱酸素 (よねつさんそ)
予熱酸素とは、予熱炎によって熱した鉄に切断酸素を強く吹き付け、鉄を燃焼させることで切断するのが溶断です。
ら行
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リークチェック (りーくちぇっく)
リークチェックとは、ホースや配管の接続部などからの気体の漏れを発見するためのスプレー缶入りの液体。吹き付けるたところにわずかでも気体の噴出があればシャボン玉状に膨らむので、漏れている箇所を目視で発見できます。
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REACH規制 (りーちきせい)
REACH規制とは、欧州連合 (EU) における化学品の登録・評価・認可および制限に関する規則です。REACHとは(Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals)の略です。
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リードタイム (りーどたいむ)
リードタイムとは、発注から納品までにかかる時間のこと。「納期」と同じ意味で使われることが多いです。
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リーマー (りーまー)
リーマーとは、ドリルであけた穴の精度と表面仕上げを向上させるための工具です。先端には切削能力が無いので穴あけ加工には使用しません。
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リスト規制非該当証明書 (りすときせいひがいとうしょうめいしょ)
非該当証明書とは、安全保障輸出管理における戦略物資に「非該当」であることを証明するものです。すなわち「戦略物資になるおそれがない」ことを、メーカーが輸出管理令をもとに判断して用意する書類です。 鋼材メーカーで用意している場合があります。
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立体切り (りったいぎり)
立体切りとは、溶断作業においては板から溶断した製品(一次切り)を向きを変えてさらに切断すること。二次切りだけでなく、三次切り以上の場合もあります。最終製品に近い複雑な形状を作ることができます。
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リピート (りぴーと)
リピートとは、 1. リピート注文の略 2. NC溶断機で、同じ切断経路を複数回連続して使用する機能、もしくは切断方法を言います。
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リピート品 (りぴーとひん)
リピート品とは、注文の実績のあるものが再度注文になる場合、その製品(注文)を「リピート品(リピート注文)」と呼びます。ただし、お客様から「リピート品です」という連絡であっても、前回と寸法や設計が変わっている場合があるので、注意が必要です。前回注文時から時間が経てば、相場によって単価が変わる場合もあります。
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リフティングマグネット (りふてぃんぐまぐねっと)
リフティングマグネットとは、吊り具の一種で、吊り上げ用の磁石です。中村機材では、1トン吊りの永久磁石や、2.5トン吊り用の電磁石を使っています。
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リムド鋼 (りむどこう)
リムド鋼とは、溶鋼中の酸素を除去せずにそのまま鋼塊に鋳込んだものです。 酸素が多く含まれるために鋳込み中および凝固中にリミングアクションと呼ばれるガス発生が起こり、外側から固るので鋳型に接している部分は外殻(リム層)できるのでリムド鋼と呼ばれます。 リムとは「rim(外殻、ふち)」のことです。内部に不純物が残っているのでキルド鋼に比べて材力は低いですが、製造しやすく安価なので、一般のボルトやナットによく使用されます。SWCH10Rなどが該当します。
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流量 (りゅうりょう)
流量とは、液体や気体が流れる量のことで、溶断作業においては溶断時のガスと酸素の流量が重要です。正しく調整することで良好な溶断面が得られます。
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両面開先 (りょうめんかいさき)
両面開先とは、ある辺の表と裏の両方に対して開先を取ること。
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リング(吊り具) (りんぐ(つりぐ))
リング(吊り具)とは、ハッカーやワイヤーフックがクレーンのフックにかかる部分です。
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リング(リング切り) (りんぐ(りんぐぎり))
リング(リング切り)とは、溶断品の基本となる形状のひとつ。リング形状の溶断品のこと。偏芯のリングは型切りに分類されることが多いです。
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リング割り (りんぐわり)
リング割りとは、溶断品の一般的な型切り形状のひとつ。リングを角度で分割した形状。別名「分割リング」。接合部に付加する削りしろを「足」と呼ぶこともあります。
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ルートフェイス (るーとふぇいす)
ルートフェイスとは、開先を取るときに残す垂直部分のこと。例えば板厚25mmで表裏ともにC10の開先を取ると、ルートフェイスが5mm残ります。
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レーザー切断 (れーざーせつだん)
レーザー切断とは、熱切断の分野では、最も新しい切断法です。基本的には、虫眼鏡の原理そのものですが、この切断法の最大の特長は、金属、非金属を問わないということです。開発当初、レーザ出力も小さく、従来技術であるガス切断、プラズマ切断が適用できない薄板の切断が対象でしたが、近年、出力の増大とともに、中厚板の分野でも一般的に使用されています。 鋼板であれば一般的には25mm厚くらいまでの切断に使用されます。
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レーザー溶接 (れーざーようせつ)
レーザー溶接とは、レーザー光で金属を局所的に溶かすことで金属同士を接合する溶接方法です。スポット径が狭く、エネルギー強度も強いため、高精度で深い溶け込みの溶接を行える特徴があります。
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レイアウト (れいあうと)
レイアウトとは、溶断作業においては材料に対して、溶断する製品をどのように配置するかということ。「ネスティング」も参照。
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冷間圧延鋼板 (れいかんあつえんこうはん)
冷間圧延鋼板とは、酸洗した熱間圧延コイルを常温で圧延したあと、焼きなましと調質圧延した鋼板。 プレス成形性や表面平滑性がよいので、自動車用の車体などに使用されます。
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冷間圧造用炭素鋼 (れいかんあつぞうようたんそこう)
冷間圧造用炭素鋼とは、冷間(常温)で加工するための炭素鋼で、ボルトやナット、ギアなどの部品に加工される冷間圧造用鋼線などが一般的です。冷間(常温)でには「キルド鋼」と「リムド鋼」があります。
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レギュレーター (れぎゅれーたー)
レギュレーターとは、「調整器」のことです。調整器とは、溶断作業では主に「溶断用圧力調整器」を指します。酸素やプロパンの取り出し口に取り付けて使用します。取り出す気体の圧力の調整機能と、安全装置としての機能を持ちます。使用する気体の種類、接続方法、入口・出口圧力、使用流量などで調整器の機種を選定します。
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レベラー (れべらー)
レベラーとは、アンコイラーで繰り出されたコイル材をローラーで押さえて、曲がりや反りを減らして平坦度を整える装置です。
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連続鋳造 (れんぞくちゅうぞう)
連続鋳造とは、製鉄所での主要な工程の1つで、溶けた鉄が固まる過程で一定の形の鋼片を作ることです。連鋳やCC(Continuous caster)と略される場合があります。
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レンチ (れんち)
レンチとは、ボルト、ナット、管などの締めつけや取りはずしに用いる工具です。構造的に柄と頭部は大きな曲げ応力に耐え、さらに口の部分は耐摩耗性に富むことが要求されます。一般に頭部の口幅を寸法調節できるものをレンチ、調節できないものをスパナということが多いですが、明確な区別はありません。レンチ類には自在スパナの別名もあるモンキーレンチ、パイプレンチ、めがねレンチ、ソケットレンチ、トルクレンチその他があります。
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RoHS指令 (ろーずしれい)
RoHS指令とは、電気・電子製品に特定の化学物質が含まれることを規制する指令です。2003年2月に発効した最初の指令(欧州議会・理事会指令2002/95/EC)、もしくはそれを改正した現行の内容の指令のことを指します。改正指令では最初の指令で電気・電子製品に使用することを原則禁止されていた6物質に加え4物質が追加され、規制される物質は合計下記の10物質となりました。RoHS2指令対象 10 物質 <<カドミウム・鉛・六価クロム・水銀・ポリ臭化ビフェニル類(PBBs)・ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)・フタル酸ビス(DEHP)・フタル酸ビスブチルベンジル(BBP)・フタル酸ジブチル(DBP)・フタル酸ジイソブチル(DIBP)>>が製品に規制濃度以上含むことを禁止するものです。規制濃度(閾値)についてはカドミウムのみ0.01wt%(100ppm)、それ以外の全ての禁止物質については0.1wt%(1000pm)とされています。
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RoHS2指令 (ろーずつーしれい)
RoHS2指令とは、改正RoHS指令とも呼ばれ、電気・電子製品に特定の化学物質が含まれることを規制する指令です。2003年2月に発効した最初の指令(欧州議会・理事会指令2002/95/EC)を改正したものです。最新の内容になっている前提で、現行の内容の指令をRoHS指令と呼ぶ場合もあります。改正指令では最初の指令で電気・電子製品に使用することを原則禁止されていた6物質に加え4物質が追加され、規制される物質は合計下記の10物質となりました。RoHS2指令対象 10 物質 <<カドミウム・鉛・六価クロム・水銀・ポリ臭化ビフェニル類(PBBs)・ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)・フタル酸ビス(DEHP)・フタル酸ビスブチルベンジル(BBP)・フタル酸ジブチル(DBP)・フタル酸ジイソブチル(DIBP)>>が製品に規制濃度以上含むことを禁止するものです。規制濃度(閾値)についてはカドミウムのみ0.01wt%(100ppm)、それ以外の全ての禁止物質については0.1wt%(1000pm)とされています。
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ロール (ろーる)
ロールとは、 1. 圧延で鉄鋼材料を作ること。例「混んでいてロールが入らない」 2. 圧延用のローラーのこと 3. 複数のローラーで鋼板を挟んで力を加えて曲げる加工のこと。「ロール曲げ」
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ロール板 (ろーるいた)
ロール板とは、「コイル板」に対して、メーカーからの出荷時に平坦な板の状態になっている鋼板です。極厚鋼板はコイルにできないので、中村機材で在庫している材料は基本的に全て「ロール板」です。
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6F (ろくえふ)
6Fとは、6面フライスの略。直方体6面のうち、6面すべてをフライス盤で切削することを言います。
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六角レンチ (ろっかくれんち)
六角レンチとは、六角棒スパナとも呼ばれる、正六角形の穴を持つ六角穴付きボルト(キャップスクリュー)や六角穴付き止めねじを固定、または緩めるための工具です。
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ロックライター (ろっくらいたー)
ロックライターとは、ガンタイプで引き金を引いて火花を遠くまで飛ばすタイプのライターです。通常のライターと違い、アセチレン切断器やプロパンバーナー、ガス溶断器などに安全に点火できるライターです。
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ロボQ (ろぼきゅー)
ロボQとは、日酸TANAKA社製の、溶断機用のNC制御コンピュータの製品名「ROBOCUT SYSTEM(ロボカットシステム) Qシリーズ 」の略です。
わ行
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ワイヤー (わいやー)
ワイヤーとは、主に吊り具として使われるワイヤ-ロープのことを指します。安全に直結するので、劣化や不良がないか注意が必要です。
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ワイヤーフック (わいやーふっく)
ワイヤーフックとは、ワイヤーロープの先に鉄製のフックの付いた吊り具です。